【忍たま】団子屋の山サバイバルで育った野生っ娘の楽しい日常録

8話~風雲にして不運小僧~ ページ9

 
猪名寺乱太郎side




うーん…どうしよう、前々回は不破雷蔵先輩、そして前回は川西左近……先輩と一緒だったし他の人がいいのかな？


 
 
きり丸「んじゃあオレはいつもバイト手伝ってくれる人達に頼んでくるからー！！」

 

福富「僕は用具委員会の人達！それじゃあ乱太郎も頑張ってね〜！」




 
乱太郎「んぇっ！？あっちょっと！！！」





 



いつものお昼寝してる木の前まで来ると、私が声をかける前に何処かに走り去ってしまった二人


 
えぇぇぇ……どうしよう、どうせ今回もまた不運が発動して忘れ去られるか、出遅れるか、売れ残るんだぁぁぁ…！！！



 

保健委員会の人と喜んで組んでくれる人も早々いないだろうし、なるべく上級生方がいいんだけど…



 

 

乱太郎「うーん、どうしよう…！！！」



 

ﾎﾟﾝｯ



 

「一年は組の猪名寺乱太郎」



 

乱太郎「ぎゃあああ！！？」



「わぁぁっ！？！」



 


乱太郎「あっ五年い組の久々知兵助先輩じゃないですか〜！」




久々知「さっきの驚きは何だ、驚きは！;;;



まぁいい、丁度良かった！乱太郎さえ良ければ俺と組まないか？」





乱太郎「く、久々知せんぷぁい……！！！」




 



なんてミラクル！奇跡！！まさか保健とかいて不運と読む不運委員会の私がこんなに早くペアが決まるなんて！！



久々知先輩、本当に良い人…っ！！豆腐地獄が無ければ！


 




 

久々知「他の五年生達は既に組んでいて残りは俺だけだったんだ、だから良かったよ乱太郎」



 
乱太郎「私もまた今回は不運で取り残されるか遅刻するかのどちらかと思ってたので……」


 

久々知「あははっならナイスタイミングって訳だ、取り敢えずこの札を持っておくといい


これさえあればペアは決定してますって証らしいから」





 

そう言って手渡されたのか赤い紐が輪っかに通された小さな木札

 
成程、これ考えた人誰だろ……



 


久々知「それじゃあペアが決まったものから教室に戻って良しとのことだから俺達は戻ろうか！」


乱太郎「はい！！」




 

んふふ、何だか不運が起きなくてちょっと怖いけど幸せだな〜………ぁ




 




 

ﾄﾞｽﾝｯ






乱太郎「ぃッてて……」



 
久々知「乱太郎！？大丈夫か？！？」



 
乱太郎「も……やっぱこうなるのね…！！」







綾部喜八郎先輩の蛸壺のターコちゃんだ…！！

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