34話~きっと大丈夫だから~ ページ35
場所は変わり、私の家に戻り留守番組の方々にも状況を説明
知り得た情報を伝え作戦会議が始まった
貴女「それで土井さんの得た情報と言うのは?」
土井「……まず半戸さんと小平太が言っていた事は正しい、私も丁度これを見てその推論に辿り着いたからだ」
そう言って懐からあるものを取り出すと、それを円になって座っている私達の真ん中に置いた
黒漆の金の模様が施された箱、あんな黒く焼き焦げていた村の中にあったにも関わらずやけに艶やかで真新しいものだと人目見て分かる
そして問題は、箱の蓋だった
久々知「!これ、シロオニタケ城の家紋じゃないですか!!」
七松「私達が見つけたヤツとは形状は違うが同じ城から持ってこられたものか……」
尾浜「これ中に何が入ってたんですか?」
土井「警告書だ、このまま此方の言う事を聞かなければ戦火の渦の一つにしてやるぞという脅し文句の加えられたかばいの制札を排除する知らせ文
軽い憶測だが考えられることはこれで限られてきた
隣村は元々評判の良くない城主に異様な程の年貢を徴収されおり、タソガレドキ城と戦が始まると聞いた隣村は行動に出た
タソガレドキ城に密告をしようとした、まぁ要は新しいかばいの制札をもらおうと寝返りをしたわけだ
だが結局それはシロオニタケ城にバレてしまい通告文とは名ばかりに問答無用で村人を殺し村を焼き払ったんだろう
そして新しい甘味処が出来、隣村を繋ぐ地下通路
極めつけはここの村人……半戸さん以外が全員行方不明になっていること
全ては隣出会ったが為にシロオニタケ城主に裏で手引きしているのでは、唆してるのではと怪しまれてしまった結果の現状……と言ったところか
今頃村人達は皆は城の地下牢に閉じ込められてるだろうな……」
貴女「っ……殺されてないだけまだマシ、という状況ですね」
土井「そうですね……半戸さんには辛い現状かもしれませんが大丈夫です、我々忍術学園一同が何とかしますから
だからそんなに思い詰めた顔をしないでください半戸さん、ね?笑顔を見せて下さい!」
私の頬に手を当ててふわりと笑う土井さん、釣られるように私も笑えば頷いて頬から手を離した
乱太郎「私たちが側にいますからね!!」
黒木「大丈夫ですAさん!!」
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ラピ(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» 返信ありがとうございます!今後も楽しんで読ませて頂きます (5月5日 10時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ラピさん» おっと早速カプの組み合わせに選択が…!コメントありがとうございます!ぜひ今後とも楽しんで読んでいって下さい! (5月5日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 加茂&夏油の嫁さん» わぁコメント!ありがとうございます!!少し遅くなると思いますが頑張りますね!! (5月5日 1時) (レス) @page30 id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ラピ(プロフ) - 小平太と夢主ちゃん楽しそうだな〜(遠い目)土井先生と夢主、勘ちゃんと夢主のカプありですね (5月4日 22時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
加茂&夏油の嫁(プロフ) - 神作者様…めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年4月27日 2時) (レス) @page12 id: ef07d69be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2023年4月26日 22時