28話~多発する一種の才能~ ページ29
初めて会った時の印象は、文系的な見た目で凄い身体能力を持ってる女子だった
少し会話をすれば、何処と無くふわふわした何かを持っている1本のアホ毛と口元のホクロがチャームポイントな美少女だ
最初に俺の心配をしてくれた優しいやつ
次に会った時は、やっぱりふわふわしてて何処か抜けてる可愛い女子
慣れてるはずの町で迷子になってるだなんて一種の才能だろ、だなんてあの時は心の中で突っ込んだ
割と最初の方は口数少ないイメージだったけど、今日のサッカーの時に豪炎寺修也と親しげに出てくるときた驚いたよ
めちゃくちゃ喋ってたから
源田「あ、そうだA」
貴女「はい何ですか？(えっこのまま会話するの？！)」
源田「お前サッカーど初心者じゃないだろ」
貴女「いやど初心者ですよ？！」
源田「ど初心者は基本必殺技撃てないぞ」
貴女「え？？？」
何で俺より当の本人のお前が一番驚いてんだよ
今日のあの必殺技……結局シュートチェインだったが、もしあれがシュート技で出されていたらかなりの威力だろう
アレは初心者が出来る威力でもスピードでもない
………当の本人はど初心者って断言してるが、どっちが本当なんだ？
貴女「いやまず今日私シュートチェインしかして無いので、ドリブルとか見てないでしょう？
滑稽ですよ、見てて泣きたくなるくらいには」
源田「そんなにか？」
貴女「録画撮ってあるんで見ます？心痛みますよ、見てるこっちが」
源田「………一応見る」
俺の返事を聞くとAは器用に俺の腕の中で動いてポケットから携帯を取り出すと、録画を見せてくれた
……何がどうなってるんだ？
何であんな高威力のシュート技出せるのに、何で……何で…
源田「何でこんなにボールキープ下手なんだよ？！」
貴女「ほらね言ったでしょう！？だから私サッカーど初心者なんですって！！従兄弟の練習付き合ってた程度で！」
源田「おまっ……お前、体の構造どうなってんだ！？」
貴女「知りませんよ！私だって知りたいのに！！」
見せてもらった録画は、文字通り本当にどれも悲惨なものばかり
パスされたボールを受け取ろうとして失敗、ドリブルしようとして逆にボールが後ろに行き失敗
一種の才能！？
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元薺(サイ)だった者(プロフ) - 夢蜂さん» ありがとうございます！そう言って貰えて何よりです！！！これからも頑張ります！ (2022年11月30日 21時) (
レス) @page50 id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
夢蜂(プロフ) - イナイレ再熱してたところに素敵なお話に出会えて嬉しいです！作者様のペースで更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 7時) (レス) @page42 id: 17bca7b27e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2022年10月18日 5時
