【ツイステ】森のくまさん系のスカラビア寮生男子生徒 (ページ9)

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8話~並ぶと癒される~ ページ9

貴方「………………」

グイグイいくケイト先輩のノリに着いていけないのか少し狼狽えてからスマホを取り出した

結構質素でシンプルなスマホケース……アルファーレス君っぽいな

ケイト「えーっと……はい！完了ッ！！

今度良いスマホケース売ってる店知ってるから監督生ちゃんも一緒に三人で行こーね？」

貴方「…………」

ユウ「は、はぁ……」

トレイ「ケイト、新入生が引いてるから程々にな」

ケイト「あはは！ごめんごめん！

んで、寮の話だっけ？

いいね〜会話がフレッシュ！なんでもお兄さん達が教えてあげよう！」

…ケイト先輩が喋ると毎回語尾に星がついてるような気がするのは気のせいかな？

エース「つか、まず他の寮よりウチの寮について教えて欲しいんすけど

あの“ハートの女王の法律”とかいう変なルールは一体なんなの？」

トレイ「伝説のハートの女王についてはお前達もよく知ってるだろ？

規律を重んじ厳格なルールを作ることによって変な奴らばかりの不思議な国を治めていた」

ケイト「そんなハートの女王をリスペクトして我がハーツラビュル寮生は

ハートの女王のドレスの色である赤と黒の腕章をつけて、ハートの女王が作った法律に従うのが伝統ってわけ」

グリム「肩が凝りそうな寮なんだゾ〜！」

確かに、こればかりはグリムの意見に同意だなぁ

法律を元に従うのって結構キツいと思うし…

ケイト「どれくらい厳しく伝統を守るかは寮長の気分次第で、前の寮長はかなりゆるゆるだったんだけどね〜」

トレイ「リドル寮長は歴代寮長の中でも飛び抜けて真面目でね

だから最大限その伝統を守ろうとしてるというわけだ」

エース「げぇ…面倒くさ〜」

貴方「…………擬似王政か」

トレイ「簡単な話、まぁそんな感じだな

っと…A、口周りに食べカスついてるぞ？食べ物は逃げないんだからもう少し落ち着いて食えよ？」

貴方「！…………すんません…」

口周りにタレや食べカスをつけているアルファーレス君の顔を隣に座っているトレイ先輩が拭いていく

アルファーレス君若干顔赤い……照れたな、可愛いヤツめ

というか、この並び……アルファーレス君とトレイ先輩が並ぶと何だか空気が浄化されてるような気がする

癒しだわ……

グリム「なぁなぁ、他の寮はどんな寮なんだ？」