【ツイステ】森のくまさん系のスカラビア寮生男子生徒

40話~誰からの着信か~ ページ41

せめてここは1つ力になることを言わねぇと…！








何か…何かあるか…？？









貴方「……………」ﾑｽｯ






ユウ(あ、眉間に皺……何か案を考えてくれてるのかな？)



グリム(だんだん表情が読めてきたオレ様凄いんだゾ……)









Prrrrrrr…Prrrrrrr…Prrrrrrr…








あと少しで何かが浮かびそうだった瞬間





小音ではあるもののスマホの着信音がその場に響いた









トレイ「ん？誰かの携帯なってないか？」




ユウ「僕じゃありませんよ？確実に」





エース「んー？……俺んでも無い」









！！………あ、俺だ









貴方「？……………ん"ッッ！？」






ユウ「え？アルファーレス君？」






内ポケットから入れていたスマホを取り出して誰からの着信なのか確認するために画面を起動させる






そして次の瞬間、あまりの衝撃に俺らしくもない声を上げてしまった…




少し恥ずかしい……みっともない声が…






未だに俺が動揺している間にもスマホの着信音は響き続ける







デュース「どうしたんだA？電話だろ？早く出た方が良いんじゃ……」






貴方「……！………」








スペードの声で漸く正気を取り戻し音がなり続けるスマホを壊れない程度に握り締める






……この前握り壊して手にガラスが刺さった記憶はまだ新しい方だ









PrrrrrrrPrrrrr((ﾋﾟｯ






俺は完全に動揺が治っていなかったせいだからなのか何故かこの場から離れずに皆が居る所で着信をオンにしてしまった






……そして、その行動を後で少し後悔するのはまだ知らない









貴方「ッ……………も、もしもし」






ユウ(アルファーレス君のもしもし可愛い……僕もいつか言ってもらいたい…！)








スマホを握る手が少し震えるも、そんなことは無視して恐る恐る耳に近づける






あぁ……来てしまった……





どうしようか…暫く、俺は失踪しようか……









《もう！出るのおっそいわよ！！！そして何で全然電話をかけて下さらないの！？





入学したら必ず1日に1回は電話しなさいって言ったわよね！！？






貴方今の今まで1度も電話してこないってのはどうなのかしら！！？それでも私の従者なの！？》









耳に当てた瞬間、トゲが鼓膜を突き破るような感覚におちるほど鋭くデカい声が俺の耳に届いた





慌てて耳からスマホを離すも避けきれず耳がキーンッて言う

41話~従いたくない姫~→←39話~力になれたのに~

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す