【ツイステ】森のくまさん系のスカラビア寮生男子生徒 (ページ40)

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39話~力になれたのに~ ページ40

放課後、ある程度準備も終わり俺は学園長に許可を貰いユウ達の所へ戻ることにした

……アイツらは作戦を立てるのが不慣れだ

きっと今頃突撃あるのみ、と言っているところだろうな

ユウ「よしじゃあ突撃だ！」

グリム「突撃なんだゾ！」

エース「おぅ！！」

デュース「燃えてきたぜ…！」

トレイ「ユウ、お前賢いのか馬鹿なのかいまいちよく分からないよな」

…………なんと言うんだったか、こういうのを

あぁそうだ…案の定、だったよな？

ユウ「(ハッ！僕のアルファーレス君レーダーが反応してる！！)……おかえりアルファーレス君！」

……今、声かける前に俺に気付いたのか

ユウ、凄いな……

エース「おっ！帰ったかA、学園長との話は終わったのか？」

貴方「…………」ｺｸｯ

トレイ「なら丁度良かった、戦慣れしているであろうAに是非とも作戦を立案して欲しいんだ

コイツらだけじゃ不安しか生まれないものばかりが立案されていくんだ…」

図書室の隅にある机を囲って座るユウ達の輪から出てきたトレイ先輩に背中を押されて輪の中に無理矢理入れさせられる

不安しか生まれない作戦……か？むしろどんなものなのか少しだけ気になる、かもしれない

案外、1番いい方法もあるかも…だしな

ユウ「その1、こちょこちょ作戦！」

グリム「その2、もので釣る作戦！」

エース「その3、諦める！」

デュース「その4、突撃！！！」

トレイ「……な？不安しかないだろ？」

……ユウは、おバカさんなのか頭がいい子なのかよく分からないな…

そうか、それでも立案されているだけでも結構充分だと思う

ただ、マトモなのがひとつも無いのが問題

………この中で選ぶとしたら

貴方「……………」

ユウ「どれがいいと思う？」

貴方「………突撃」

デュース「だよなA！！」

貴方「……考え無しは駄目だぞ…？」

相手は寮長だ、実力も頭脳も全てランクが上すぎる

無闇に突っ込むのはオススメできない

下手に怪我をしたら心配だ…

トレイ「まぁ、そうなるよな…;;;」

エース「じゃあどーしろってんだよー！」

首を捻って唸るみんなを見て何も出来ない自分にやるせなさが湧き上がる

もし、これが本当の戦やガチ決闘なら…力になれたのに