【ツイステ】森のくまさん系のスカラビア寮生男子生徒 (ページ39)

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38話~どういたしまして~ ページ39

クロウリー「確かに君の考えてる事は分かります

人間、自身の実力と身の程を知らないと今後痛い目にあいます

なので今のうちに知っておくべきだと考えているのでしょう？」

貴方「……………」

……学園長もこう言っているしやはり俺は、間違えた事をしてしまったのだろうか？

ユウ達の意気込む顔を思い出して、自然と顔が歪み拳を握る手の力が段々強くなっていくのを感じる

……もしかして、俺は……彼奴らに嫌われるのか？

いや、嫌われるだろうな……それほどの事をしているんだろうし

……今まで姫と王子と主と、父さん、兄ちゃん以外でまともに会話せずにいた俺が悪いけど

……でも、本当に嫌われたら俺はどうすれば…

クロウリー「はぁ………安心しなさい、別に怒ってなどはいませんよ？A君」

貴方「………！」

学園長は1つため息を着くと俺の方に歩み寄ってきて、俺の頭に手を置いた

……あ、学園長…身長余り変わらない

クロウリー「ただ、本当に賢明な判断だと思っただけですから

いずれこれからも何度もここの生徒達はあらゆる困難に当たるのは間違いありません

なので今のうちに知っておくのは実に良いことです、今知っておけば後々の為に強くなる事が出来ますからね」

俺の頭に置いた手を学園長は動かして頭を撫でてくる

貴方「…………」

クロウリー「きっと、あの子達がその事を知ったとしても君の事を嫌う事はしないでしょう」

貴方「………え？」

クロウリー「君があの子達を思って取った行動であればあの子たちはそれを受け取ってくれますし

きっと喜んでくれると思いますよ？」

貴方「…………そ……す、かね…」

クロウリー「えぇ、ですから安心しなさい？」

貴方「…………っす」

……なら、良かった

これからも俺は…彼奴らの事を守っていこう

失わない為にも、俺を好きになってくれる為にも

俺と一緒に、笑ってくれる為にも

貴方「……学園長」

クロウリー「ん？なんですかA君？」

貴方「………俺、を…指名してくれて

ありがとう、ございま…した………俺、嬉しかったです」

皆に…彼奴らに会えて

クロウリー「！…どういたしまして、A君」