【ツイステ】森のくまさん系のスカラビア寮生男子生徒 (ページ26)

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25話~彼が上か俺が下か~ ページ26

トレイ·クローバーside

さて、上手く成功したはずだが…

デュース「……？これは？」

トレイ「ではマロンタルトをもう一口どうぞ」

俺が進めれば1年生たちは正直にマロンタルトを口に入れた

その瞬間、A以外が目が見開いて驚いた顔になった

エース「ん？…んんん？これは…マロンタルトなのにチェリーパイの味がする！」

グリム「ツナ缶の味だ！はぐはぐっ！

おわっ、今度はチーズオムレツ！！鶏肉のグリルに…はぐはぐ！プリンの味なんだゾ！！」

お、どうやら成功したようだな…良かった良かった

ユウ「不思議…だけどこれはこれで美味しね、アルファーレス君！」

貴方「…………っすね」

ユウとAにも好評、デュースも満足げ

うんうん、上々だな

ケイト「面白いでしょ？コレ、女の子とお茶する時鉄板でウケると思わない？」

頼むから人のユニーク魔法を面白道具にしようとしないでくれ…ケイト

お前が言うとシャレにならないんだ……

デュース「凄いですね、味を変える魔法がクローバー先輩のユニーク魔法なんですか？」

トレイ「正確には“要素を上書きする魔法”だな、味だけじゃなく色や匂いなんかも上書きできる

効力は短時間しか持たないからドゥードゥル(落書き)みたいなものだ

だから俺はこの魔法をドゥードゥル、落書きって呼んでる」

グリム「トレイのドゥードゥル·スートの魔法さえあればツナ缶食べ放題も夢じゃねぇって事か」

おいおい、お前もお前で人の魔法をなんだと思ってるんだよ…全く

グリム「意地悪なリドルの魔法何かより全然凄いんだゾ！」

！……アイツより全然、か

そんな事あっていい理由がない、第一彼奴の魔法は折り紙付きだ

足元にも及ばないさ

トレイ「いや……俺の魔法なんか、寮長の魔法に比べれば子供のオモチャみたいなものだ

レベルが違うよ」

貴方「…………」

トレイ「……さ！今日はもう遅い、タルトを寮長に渡すのは明日にして寮に戻ろう

A、お前も早く戻った方が良さそうだぞ」

貴方「……………」ｺｸｯ

トレイ「明日は“何でもない日”のパーティだ

遅刻はするなよ」

エース「ユウ、また泊めてくんない？俺意地悪な先輩に寮に入れさせて貰えないみたいだし」

ユウ「えー？アルファーレス君なら別に良いけどエースはなぁ？」