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「みつ、ここにいるんでしょ」
・
この眠そうな声の正体は完全にあの男。玉森だ。
間もなくしてドアが開かれると、なんとも言えない綺麗な顔をした玉森がそこに立っていた。
・
「あ、たまぁ、」
・
俺と壁の間にいた北山はスルリと抜け出し、玉森に擦り寄った。
・
「ふじがやにやられたぁ」
・
乱れたシャツを見せつけるようにして、あとはコテンと頭を傾ける。北山は小悪魔の頂点に立つほどの能力を持っているとその時確信した。
でもビクともしない玉森はポケットから出したハンカチで北山の口元に垂れた唾液を拭いた。
・
「どうせみつから誘ったんでしょ？悪い子だねぇ」
「えー違うよ、ふじがやがぁ」
「俺よりキスが上手いガヤがどうした？」
・
全部聞いてたのか…笑
流石の北山もそれにはショボンとちっちゃくなった。まぁ口が尖っててあざといけど。
・
「ガヤ、可愛がってくれてありがとう、
まぁ次手出したら殺すけど。」
「はは、それはどうも。楽しみにしとくよ。」
・
一瞬すごく怖い目をした玉森は北山の肩を抱いて部屋から出ていった。まぁ玉森に見つかるのは想定内。これが楽しいんだ。
俺はケータイをポケットから出してLINEを開いた。
そして恋人と幸せそうに笑った写真をアイコンにした北山のトーク画面を開いた。
・
“ 今日の夜、いつものホテルで待ってる ”
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たゃん(プロフ) - きたのさん» ありがとうございます！なかなか更新できず申し訳ないです…ゆっくり更新していきますのでよろしくお願いします！コメントありがとうございました！ (2018年4月18日 23時) (
レス) id: 9d6195d459 (このIDを非表示/違反報告)
きたの(プロフ) - 可愛い！可愛い！とっても可愛いです！！！純粋なふたりもにゃんにゃんなふたりも！これからも楽しみにしております。 (2018年4月14日 19時) (レス) id: 049911e489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たゃん
| 作成日時：2017年12月16日 22時
