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「んぅ…っ、あさ!?」



















お兄ちゃんがバタバタと会社に行く用意をする音で起きた。
そういえば昨日、北山さんとのLINEを終わらせたという記憶がない。
ってことはもしかしてっ



















“ あれっ、既読無視かコノヤロー ”
“ おーい ”
“ えー、なに。寝落ち系? ”
“ 俺まだ眠くないんですけどぉー ”
“ ったく、しょうがねぇなぁ ”
“ おやすみ、あったかくしろよー ”
“ って、もう寝てんのか笑 ”



















「っなんで寝ちゃうのよー!!私の馬鹿!」









沢山入っていた北山さんからのLINE。
昨日寝なかったらもっとお話出来たのに、
と夜の自分を恨む。



















「北山さんもう起きてるかな」









“ おはようございますっ、寝ちゃってました! ”
悩んで悩んで打った文章は質素なもの。
もっとポップにいったほうが良かったかな
ごっめーんっ☆寝ちゃってたっ☆てへぺろっ









「いや違うだろ、」









考えすぎで頭がおかしくなったか、
フリフリと頭を振った。









「Aー、ご飯出来たけど〜」
「はぁーい今行く〜」



















部屋を出る前にケータイをもう一度チェックした。
…まだ既読はついていない。
こうやって誰かの返事を待つのは初めてだ。
また、初めての感情を覚えてしまった。

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作者名:たゃん | 作成日時:2017年11月14日 16時

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