検索窓
今日:3 hit、昨日:19 hit、合計:177,511 hit

023 ページ23

「つ、追加してもいいのかな」



















家に帰ってお風呂も入って
歯磨きもして。
もう寝る準備は完璧。

そんな私はベットに寝転がって
ケータイとにらめっこしていた。
あと1つポチッとすれば
北山さんの連絡先をゲット出来るっていうのに
なんだかドキドキしてなかなか押せない。



















「んーっ!なんかドキドキするっ」



















んーって枕に顔を埋めて
子供みたいに足をバタバタ。

北山さんからしたら
沢山いる女の子の中の1人なんだろうけど
私は違う。

私の連絡先を知っている男の人は
お父さんとお兄ちゃんと裕太くらいだ。
そりゃドキドキもする。



















「北山さん、私の事どう思ってるんだろ。」









よく行く居酒屋のただのバイト?
都合のいい遊び相手?
名前をつけるほどの価値がないそこらの女?

考えれば考えるほど
嫌な答えしか出てこない。



















「あーもうっ!こんな事考えてたら前にも進めない!頑張れ!頑張れA!!!」









ブンブンと頭を横に振り、
1度頭の中をリセット。

進まなきゃ分からないじゃない。
北山さんが私の事どう思ってるかなんて。









「えいっっ!」









ポチッ、と追加ボタンを押した。
先ほどまでの時間はなんだったのか。
あっさりと連絡先をゲットしてしまった。









「やややばい、なんて送ろうっ…」









とりあえず、“ 追加しました!Aです!”
と送り、ぺこりと頭を下げたうさぎのスタンプを送った。

さっきから心臓はドキドキとうるさい。
手も震える。
こんなの初めてだ。
どうしようやっぱり私、





























北山さんの事好きなのかな

024→←022



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (180 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
620人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たゃん | 作成日時:2017年11月14日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。