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「はーい、って裕太?あれ、A?」
「…コイツ、セクハラ男に捕まってた」
「はっ、別に捕まってなんか!」
「じゃーな、」
・
私の話なんか無視して
スタスタと暗い夜道へ消えていく裕太。
なんなの?いつからあんな子になった訳?
・
「なになに、何があったの、お兄ちゃんに聞かせて!」
「はぁ…」
私の気持ちとは裏腹に
目をキラキラさせて
身を乗り出してくるお兄ちゃんを無視して
暖かいリビングに駆け込む。
ソファーに座ると
お兄ちゃん私の隣に座って
早く教えろと急かしてくる。
こうなるとお兄ちゃんは面倒くさいから
素直に全部話した。
・
・
「へぇ、…んだよ裕太そーゆーことかよ」
「なに?そーゆーこと、って。」
「ん?Aは知らなくていーのっ」
・
やけにニヤニヤしてるお兄ちゃん。
意味わからない事いう割には
その訳も教えてくれない。
あーあ、ほんと男って分かんない。
急に怒りだす裕太も、
謎に私を誘う北山さんも。
・
「もーわかんないっ、!」
「お兄ちゃんは裕太推し」
「は?なんのこと?」
「んー?別に?」
「ちょっとー!教えてよー!」
子供のようにバタバタと走って逃げるお兄ちゃん。
そこまで言うなら教えてよ。
皆どうしてそうやって私を困らせるんだよ…
「疲れた。お風呂入ろ。」
今の私を癒やしてくれるのはお風呂とベットだけ。
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作者名:たゃん | 作成日時:2017年11月14日 16時