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「はーい、って裕太?あれ、A?」
「…コイツ、セクハラ男に捕まってた」
「はっ、別に捕まってなんか!」
「じゃーな、」



















私の話なんか無視して
スタスタと暗い夜道へ消えていく裕太。
なんなの?いつからあんな子になった訳?



















「なになに、何があったの、お兄ちゃんに聞かせて!」
「はぁ…」









私の気持ちとは裏腹に
目をキラキラさせて
身を乗り出してくるお兄ちゃんを無視して
暖かいリビングに駆け込む。

ソファーに座ると
お兄ちゃん私の隣に座って
早く教えろと急かしてくる。

こうなるとお兄ちゃんは面倒くさいから
素直に全部話した。





























「へぇ、…んだよ裕太そーゆーことかよ」
「なに?そーゆーこと、って。」
「ん?Aは知らなくていーのっ」



















やけにニヤニヤしてるお兄ちゃん。
意味わからない事いう割には
その訳も教えてくれない。
あーあ、ほんと男って分かんない。

急に怒りだす裕太も、
謎に私を誘う北山さんも。



















「もーわかんないっ、!」
「お兄ちゃんは裕太推し」
「は?なんのこと?」
「んー?別に?」
「ちょっとー!教えてよー!」









子供のようにバタバタと走って逃げるお兄ちゃん。
そこまで言うなら教えてよ。
皆どうしてそうやって私を困らせるんだよ…









「疲れた。お風呂入ろ。」









今の私を癒やしてくれるのはお風呂とベットだけ。

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作者名:たゃん | 作成日時:2017年11月14日 16時

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