女王蜂の王子 FK (ページ3)

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「まーちょっとだけ？見るだけ。見るだけならタダだし」

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会社から家に帰り、ご飯も風呂も終わらせた。お気に入りのパジャマに見を包み、ベットに寝転がる。

二階堂の前では素っ気ない態度を取っていたが、若干そのお店の事が気になっていた。そのお店の名前は「女王蜂」。ほら、なんか名前的に気になるじゃん。

ケータイでその名前のお店を調べるとすぐに出てきた。サイトを開くとなんだか危ない匂い。でもなんだかワクワクしてきた。

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「あ、これ二階堂が何回も言ってたやつだ」

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“一度指名した蜂は二度と指名することが出来ません”

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「なに？従業員のこと蜂って呼んでんの？へぇ、なんかおもしろい」

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料金も思っていたほど高くないし、二階堂が言ってたように男も女も指名出来るらしい。なんか珍しいっていうか変わってるっていうか。

でもその珍しさが逆に俺の心を掴んだ。
1回きりならいいかも。
実は俺も色々と溜まってたり。あー恥ずかしい恥ずかしい。彼女の一人や二人作っときゃよかったかな。