リスカ、バレました。【dks】【ちょいグロ注意】 ページ5
tn side
今、目の前にいる俺らの嫁、Aは肌白い艶やかな腕を見せながら、俯いていた。
『ッ……』
その腕からは、紅い血が滴り落ちている。Aのもう片方の手には、Aの血であろう紅い液体が付着したカッターナイフが握られていた。
gr「どうした、何があった?」
グルさんは表情で冷静を貫いてはいたものの、Aにかけた声の震えで、焦りを感じさせていた。
俺は、何も言わず包帯とガーゼを準備して、ダイニングテーブルの上に置いた。
tn「救急箱、これで合うとるか?」
と聞くと、力なく頷くA。
gr「大変だったな…」
そこから先、俺はもちろんグルさんも、『どうしてこんな事をしたんだ』『どうして何も言わなかったんだ』等問い詰める事無く、自らの無力さに涙を呑んだ。
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚
gr side
Aが眠りに着いた後、トントンと二人で話していた。
gr「あいつ…何があったんだ…?」
tn「今までそんな素振り一個も見せんかったのにな…」
俺もそうだが、最初見た時動揺が隠せなかった。なんせ、好きな人、大切な人が自らの身体を傷つけてまで難を逃れていたからである。
同時に、心根で悔しさが込み上げてきていた。守れなかった、気づいてやれなかった。
その事実が俺らの心を貪る。
gr「トントン、俺らにできることはなんだと思う?」
ふと気になって聞いてみた。トントンは顎に手を当て考える仕草をして、「なんなんやろうな…できることあんのかな」
と悩み始めた。
数分後、俺らが出した答えは____。
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【いつも通り接すること】
下手に心配するとかえって状況が悪化するかもしれない。
だから、俺らはいつも通り、すやすやと眠るAをはさむようにして布団に入った。
おやすみ、A_____。
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氷華 璃瑠(プロフ) - 影丸さん» 分かりました!ありがとうございます!! (2020年7月21日 19時) (レス) id: 915617822f (このIDを非表示/違反報告)
影丸(プロフ) - リクエストなんですけどよろしいですか?宜しければ旧海賊の絡みが見たいですので気が向いたらでもいいのでお願いします (2020年7月21日 18時) (レス) id: 2fce466c54 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 氷華 璃瑠さん» そうですね (2020年3月9日 21時) (レス) id: c718cabe48 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 璃瑠(プロフ) - Aさん» そっちは……wrwrの姫は〇〇がお好きでやっていいですか? (2020年3月9日 20時) (レス) id: 915617822f (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - リクエストなんですけど、吸血鬼系っていけますかね? (2020年3月6日 23時) (レス) id: c718cabe48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷華 璃瑠 | 作者ホームページ:http://https://mobile.twitter.com/K_hyoukariru
作成日時:2019年11月30日 17時