一妻多夫生活。【短編集】

旦那さんはサンタクロース【有無組】 ページ2

リク
【有無組でクリスマス】【消えるなrbrプレイヤーで短編】

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tn side

クリスマスが今年もやってきた。

運良く俺はクリスマスをAと共に過ごすことが出来るのだが…

ut「ま、仲良くしよーやトン氏！！」

二人一組なのでこいつも一緒。

tn「手ぇ出すなよ？出す時は…」

ut「分かったぁるよ。同時に…な」

メンバー内で世話のサイクルを決める時に決めたルールがあった。
そのひとつが【手を出す時は二人同時にすること】。

すると鬱が懐かしい音楽をかけ始めた。

サビで【恋人はサンタクロース】と歌うその曲は、Aがクリスマスになる時に聞いていたもの。

ut「今は旦那やけどな…」

tn「旦那さんはサンタクロースってか」

すると、風呂から上がってきたAを鬱が見つける。

ut「あ、上がってたん？」

『うん！次どーぞー！』

そう言われると、鬱は『待ってました』と言わんばかりに風呂へ直行した。

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途中で鬱は俺を呼んで、風呂のドア越しに話すことになった。

tn「なんや？後ろつっかえてるからはよしろや」

ut「なぁなぁ、トン氏風呂上がったらさ…俺らの【愛】をプレゼントしようや」

と持ちかけてきた。

ut「最近さ…寂しそうやから」

tn「あー…」

確かにさっきも、鬱が風呂へ行くと同時に少し悲しい表情を浮かべていたA。ただし…

tn「A望んでいるかどうか…」

と唸っていると

ut「トン氏…獣にならな。俺に取られたいんか？」

と煽ってきた。

流石に悔しくてAには申し訳ないと思いながらも

tn「……なるわ。獣に…Aだけを喰う【獣】に」

と強く言った。


その夜、夜明けまで二人でAを抱き潰した。【獣】の様に。

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