82話 ページ3
球技大会で皆が頑張ってる中、1人優雅に保健室登校。
校庭から聞こえてくる賑やかな声を聞きながらゆっくり落ちてきた瞼に抗わずに目を瞑る。
そのまま少しずつ意識が遠のいていって夢の世界へ。
…って、いうのがとても気持ちよかったのに。
『なんでこーなるかな。』
私が今立ってる所は静かな保健室正反対の場所。
観客が大勢いる体育館のど真ん中。
そして目の前には私達を上から見下してくるスタメンのバスケ部女子。
優牙の欠片も無い。
『ねぇメグ。
そもそも私、バスケ好きじゃないんだけど…』
「え？何？聞こえなーい。」
『…』
両手で耳を塞いで「アアアー」と声を出すメグ。
だめだ、聞こうとしない。
私はそんなメグを見て溜息をついた。
確かに
技術は断然あっちのが上。
集団競技って基礎スキルより技術でどうにかなる所あるから…
それは喧嘩も然り。
「A。
私、バスケ部と戦うの怖いよ。
"でも、やってみなきゃわからないじゃない。"
振り返り際にメグが私に笑顔を向けてそう言う。
その言葉は妙にストンと私の心に落ちてきた。
やってみなきゃわからない…か。
『それもそうだね、メグ。』
「うん。
頑張ろ！A。」
ﾊﾟﾝｯ…とメグとハイタッチを交わす。
その後にカエデ、莉桜、有希とハイタッチをしていった。
逃げ腰だと勝てるもんも勝てないもんね。
「これより試合を行います！」
ピーッと笛がなり私達は姿勢を正す。
軽い挨拶を交わした後それぞれの持ち場に移動した。
ジャンプボールをやるのはジャンプ力が一番高かった私。
審判は再び"ピーッ"と笛を鳴らしてボールを真上に投げた。
…さあ、試合開始だ。
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迷い猫 - " 気の枝" じゃなくて" 木の枝"ですヨ (2021年8月26日 15時) (
レス) id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
怜 - 偽名さん» わかる (2021年8月16日 15時) (レス) id: 99ce1d82a1 (このIDを非表示/違反報告)
偽名 - 何度も見返してるけど、何度見ても『俺の女に手を出すな』好き。 (2020年5月6日 21時) (レス) id: 60ccd0f591 (このIDを非表示/違反報告)
ともか(プロフ) - 細かいのですが英語の瀬尾くんの順位は上に3人いるので4位ではないでしょうか…？細かくてすみません！！このお話はとても面白くて大好きです！！これからも続編楽しみにしています！！ (2019年2月6日 17時) (レス) id: 1b1bc6c95d (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - 祝100話ですね！これからも頑張ってください！たのしみにしているので、更新頑張ってください！ (2018年2月23日 1時) (レス) id: abbcc731c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍緒(アオ)
| 作成日時：2017年12月10日 10時
