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とある部屋には団と七海がいた
七「…やはり今回の事件も“冥王星”が…」
団「この前の女教諭の事件といい、どうやら本格的に活動を再開したようだ。」
七海は焦ったように団に問いかける
七「…Qクラスの連中。手を引かせますか?」
団「いや。彼らにはこのまま事件を調べてもらう。」
しかし。団からは捜査続行の言葉が出る
七「しかし…この前の一件もありますし」
手を引かせたい気持ちが強いのか繰り返す七海
だが、それに覆い被さるように団は話し始めながら
車椅子を自らの手で動かし七海と視線が合わないようにする
強い決意の裏に何か大きなものを抱えたような表情の団
団「私だって。出来る事なら無茶はさせたくない。
しかし、私に残された時間はあと僅かしかないんだ。
だからこそ彼らには、一日も早く成長してもらいたい。
その為には、実践を積ませるしかないんだ。」
七「…先生……」
団の決意が伝わったのか、七海は団を見つめながら呟く
再び車椅子をデスクに合わせ、強い視線を七海に送りながら団は言う
団「七海。彼らをフォローしてやってくれ。
Qクラスが真犯人に辿り着けば、“冥王星”は必ず真犯人の口を塞ぎにやってくる。
その時がチャンスだ。」
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作者名:ゆうな | 作成日時:2019年3月11日 23時