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ずっと気を張っていたため
疲労したのが自分でもわかる
ぼぅっ...と物思いにふけていると


突如として大きな声が後ろの方から聞こえ
思わず竹刀を持ち音のした方へ身構えてしまう


柊「なんだぁA、急に大きな声だしたからビビったのか?(笑)」

A『なっ!!そんなことはない!!』


さっき同様
楽しそうな声音で話す

状況からするに
柊先生が鞄と携帯を回収してるようで
皆しぶしぶ袋の中に入れている状況だな

私と茅野の番になり
鞄と携帯を潔く袋の中へ入れる

ふと柊先生の目が竹刀に向かう

...これも流石に回収されるか...

そう思い袋に入れようとすると


柊「それは入れなくていい」

A『え?』

柊「前にAから聞いたから...
悪だと判断したら竹刀を振るう...
つまり俺が悪じゃなかったら
その竹刀を振るわれることは無い」

A『...せんせ...柊先生は御自分が悪じゃないと...そう言いたいのですか?』


少し強めの口調になってしまったが
今この時点で柊先生は悪だ

この先の状況でどう転ぶかは分からないが...

さくらの荷物を回収した後
一度こちらに向き直り


柊「それはAが見定めてよ」


突然の事で訳が分からなかった
いや言葉の意味は理解出来たのだが


A『なっ!?わっ..わざわざ相手の弱点を突くことはないだろ!!』


思わず席を立ち右耳を抑える
視線を集めている気がする
顔が熱くなるのを感じる


柊「し〜(笑)」


柊先生は至って愉快そうに自身の人差し指を
顔の前に持っていきジェスチャーする

ならばなぜわざわざ耳打ちなどをしたのだ!!

赤くなった顔の熱はなかなか冷めそうにない
席に着けばさくらに心配されてしまう

少し恥ずかしさを残し
さくらに心配させてすまないもう大丈夫だと伝えた


柊「さて本題に入ろうか
君たちが人質になったのには理由がある」


先程の愉快そうな顔から一変し
至って真面目な顔へと変わる

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設定タグ:3年A組 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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千春(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます!! (2019年3月2日 18時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
- とっても楽しかったです! (2019年2月27日 22時) (レス) id: c617a89f3b (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - チョンボさん» 楽しく読んでいただけてとっても嬉しいです!!これからも頑張らせていただきます!!応援ありがとうござました(><) (2019年2月21日 17時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
チョンボ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!めっちゃくちゃ面白いです!これからも頑張って下さい! (2019年2月21日 12時) (レス) id: f16d7f5fb8 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 春さん» 応援していただきありがとうございます!!これからも更新頑張っていきます( *˙ω˙*) (2019年1月31日 15時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千春 | 作成日時:2019年1月28日 12時

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