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そう言って柊先生は中尾くんに近づいた


涼音「蓮!!」

中尾「離せ!!離せよ!!」


中尾くんも必死に抵抗する

無理だ、二人の距離が近い

竹刀を振るタイミングを躊躇してしまう


だがそんな時、柊先生が中尾くんの首に蹴りを入れ
中尾くんが気絶したように倒れた

今だ!!


A『...形勢逆転だな....柊先生』

柊「いったた.....Aはことごとく邪魔するねぇ」


柊先生のお腹めがけ竹刀を振り一度中尾くんと距離を取らせる

お腹を押さえながらグラつきながら立ち上がり
メガネの位置を元に戻す

柊「で?Aはクラスに偽善者扱いまでされて

景山をイジメから守ろうとして、結果的にお前に対する当たりも強くなった」

A『...』

柊「そこまでして何故」

A『偽善者呼ばわりの件は知っていた!!』


クラスが少しザワつく


A『そんなもの高校に限った話じゃない

思うことを言えばそうなる、
正しいことをすれば
そういう風な対象になるのは

それは変わらないことだ...

でもそれは私だけに降り注がれたものだ

私だけがそれを背負い生きていけばいい

だからと言ってまだこれからの
先のある未来を掴める皆がこのように死 ぬのは

違うはずだろ』

柊「...その言い方じゃ、お前は自分の人生を

他人の為に生きるって言うのか?

自分を犠牲にしてまで」

A『あぁそうだ、例えここで私が死 んで

皆が生きて明日を迎えられるのなら

私はそれを望む』

柊「...何処までお前は....」


頭を抱え込んだような仕草をする柊先生

今がチャンスだと思い竹刀に力を込め

柊先生を確実に仕留めに行く


A『!?!?』

柊「だからお前は駄目なんだよ」


何故...
確実に意表を突いたと思っていた
なのに何で柊先生に

蹴りを入れられたのだ...

頭に入った蹴り
脳が揺れる感覚が襲う
首に何かが刺さる


A『うっ....カハッ』


誰かが私を抱き起こしてくれた


里見「おい!!A大丈夫か!!」

須永「ダメだ完全に焦点が合わない!!」

甲斐「嘘だろ、何だよその注射器!!

一体Aに何をしたんだよ!!」


首が暑い
痛い
頭が気持ち悪い


柊「...毒だよ

さて...じゃあ死 んでもらおうか」

A「〜っ...はっ...」


喋れない
言葉が出てこない

霞む視界

まだ待ってくれ

頼むから、誰も殺 さないでくれ



私の名前を呼ぶ声が聞こえる

だが視界には何も移さなかった

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設定タグ:3年A組 , 逆ハー   
作品ジャンル:恋愛
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千春(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます!! (2019年3月2日 18時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
- とっても楽しかったです! (2019年2月27日 22時) (レス) id: c617a89f3b (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - チョンボさん» 楽しく読んでいただけてとっても嬉しいです!!これからも頑張らせていただきます!!応援ありがとうござました(><) (2019年2月21日 17時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)
チョンボ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます!めっちゃくちゃ面白いです!これからも頑張って下さい! (2019年2月21日 12時) (レス) id: f16d7f5fb8 (このIDを非表示/違反報告)
千春(プロフ) - 春さん» 応援していただきありがとうございます!!これからも更新頑張っていきます( *˙ω˙*) (2019年1月31日 15時) (レス) id: e043213a0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:千春 | 作成日時:2019年1月28日 12時

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