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〜 you side 〜
ジリリリリリリリッ
「んーー………」
部屋中に響く目覚まし時計の音を止めるために重たい体をベッドから引きずり出す。
「…もう朝かぁ…」
いつものように制服に着替えて荷物を持って1階に下りる。
…昨日怒られちゃったから、モトキくんと顔合わせるのに変に緊張する。
深呼吸をして、リビングの扉を開ける。
「お、はよう…！」
モトキ「ぁ…おはよう。ご飯、できてるよ。」
いつものように挨拶を返してくれて、微笑むモトキくん。
でも、どことなく笑顔がぎこちない気がする。
「うん、……あの…モトキ、くん…」
謝ろうと思って声をかける。
モトキ「…次から気をつけてくれるんでしょ？」
「ぇ……？」
モトキ「次は、絶対許さないからね。」
つけていたエプロンを外しながらそう言った。
「うん…！！」
昨日、ちゃんと聞いてくれてたんだと思うと嬉しくなる。
モトキ「…怒鳴っちゃってごめんね、……でも、それくらい心配してたんだよ？」
頭を撫でてくれるモトキくん。
「うん…ごめんなさい……」
モトキ「もう謝んなくていいよ。ほら、ご飯食べよ？」
優しく微笑むモトキくん。
美味しそうなご飯が並べられている私のいつもの席に座る。
「美味しそう……」
毎日毎食美味しそうだけど、今日は特別キラキラして見えた。
モトキ「ふふ笑 そりゃどーも。笑」
「いえいえ笑 んじゃ…いただきます！」
手を合わせてから食べ始める。
「…やっぱり美味しい。」
モトキ「そう？レシピ選ぶセンスがいいのかなー笑」
「ははは笑 そうだね笑」
でも、それだけじゃなくて…
モトキくんの料理が上手で、そしてなによりも、温かいご飯を大好きなお兄ちゃんと一緒に食べられるのが一番の理由だよ。
…恥ずかしくて言えないけどね、笑
2人で楽しく話しながらご飯を食べてたら、時間が経つのはあっという間で…
「ごちそうさまでしたっ！」
再び手を合わせる。
モトキ「ん、お粗末さまでしたー。」
先に食器を片付けたモトキくんは、かばんにお弁当を入れて家を出る準備をしている。
「あ、私もお弁当入れなきゃ！」
お弁当と水筒をかばんに入れて、忘れ物がないか再確認。
…忘れ物はない、かな？笑
モトキ「ほら、行くよー？」
「あ、はーい！」
リビングの電気を消して、玄関で靴を履く。
朝と同じように深呼吸をして…
「よし…いってきます！」
モトキ「いってきます。」
大丈夫。今日はうまくいく、はず…！！
頑張れ私！！
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ゆり(プロフ) - いつも何回も見てドキドキを貰ってる！続きを早く読みたい！！更新頑張って！！！ (2019年2月17日 20時) (
レス) id: cf54931ea1 (このIDを非表示/違反報告)
優奈(プロフ) - 初めて読みました！続きみたいです！これからも頑張ってください！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 799f064f74 (このIDを非表示/違反報告)
あやっち - 初めて読みました！マサイ，シルクファンにはたまらない作品です！更新頑張って下さい！ (2018年3月13日 1時) (レス) id: 51ec3def0b (このIDを非表示/違反報告)
矢吹奈子(プロフ) - s u i ＿ 。さん» ありがとうございます！これからも頑張ってください(o^^o) (2017年8月27日 1時) (レス) id: 3b4e53296a (このIDを非表示/違反報告)
s u i ＿ 。(プロフ) - 矢吹奈子さん» ありがとうございます…！！お返事遅くなり申し訳ございません！主人公とシルクさんは両想いだけど、お互い片思いだと思い続けていて、主人公はまだシルクさんを好きでいてはいけないと思っているから。という感じですかね…分かりにくくてすみません(；´Д｀) (2017年8月26日 23時) (レス) id: cca6ca5d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sui＿。 | 作成日時：2017年3月20日 21時
