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「あの女は胸サイズが最高過ぎるんだよなあ。
でも最近の若者は豊胸手術とかに手付けるから本物の胸かは不明だけど。」
『いい加減通る女性の胸サイズ鑑定辞めてください』
「お前の胸は残念ながら貧乳です」
『次、貧乳発言したらお前を海に沈めるからな』
睨みを効かせると五条先輩は即座に謝罪の言葉を述べた。
沖縄旅行は楽しいけど、沖縄だから暑過ぎる..
海に入る事無く私達はただ二人の時間を堪能してるだけ。
五条先輩はチラチラと私を何度も見ていた。
『何度も私の事見てますけど何か言いたい事でも?』
「...彼女の水着姿は最高だと幸せを噛み締めてた。」
『水着姿が好評なら良かったです』
「その水着姿、絶対俺以外の奴に見せんなよ」
『私の水着姿を独占出来る先輩は幸運の持ち主ですよ』
「じゃあ幸運の持ち主である俺自身に感謝だな」
何故か五条先輩の顔は赤く染まっていて、何だか可愛かった。
今頃高専の皆は何してるのかなぁ..任務頑張ってるかな。
その後は昼、夜ご飯を済ませてホテルに帰宅。
『明日には高専帰らないといけないんですねえ...』
「お前との沖縄新婚旅行も幕を閉じる頃か。
取り敢えず明日は帰る前に彼奴等のお土産買わねえと。
沖縄と言えば紅芋タルトにサーターアンダギー、あとは、」
『持ち帰れる程度の量にしてくださいね?先輩』
「お前は俺との沖縄旅行楽しかった?」
『結構満喫出来たし楽しかったです。また行きましょうね』
「次は彼奴等も連れて行くか」
『じゃあ部屋割りは家入先輩と一緒でお願いします』
沖縄旅行2日目を満喫した私達は、何時も通り風呂を済ませたあと外に出た。
昼間の沖縄は暑いものの夜間の沖縄は少しだけ涼しい。
「高専の生活は慣れたか?色々任務とかで身体疲れるだろ。」
『確かに任務続きだと疲れますけど楽しいです。
けど経験を重ねる内に特級呪霊に遭遇する可能性があるって考えたら..』
「まあ、4級呪霊で慣れてるから当然特級相手するのは無理あるな」
『先輩、私が緊急事態の時は必ず助けてくださいね』
「...当たり前だよばーか。」
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作者名:鰻饅頭 x他4人 | 作成日時:2023年10月7日 22時