2.練習風景 ページ2
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#Aside
少しうるさいくらいの音楽と
シューズが地面を擦る、摩擦音。
ダンサーさんの大きな声と 本人達の声。
扉一枚を隔てた先には
夢を追って、目標を立てて
それに向かって 一生懸命な彼らがいた。
“ king & prince ”
なかなか 筋のありそうな
若いメンバー達じゃないの、社長。
お父さん、私…ちょっとだけ
真似してみてもいいかな？
「…頑張れ、king & prince。」
そう声をかけると
また社長室へと足を向けた。
＿
社長「お、見てきたんだね？」
嬉しそうに頬を緩ませながら
私の顔を見てくる。
見てこいと言ったのは 社長なんだけど。
社長「君は 結構辛口だからな。
…で？king & princeはどうだった？」
まるで 自分の事を聞くかのように
目をキラキラとさせて 私の方に耳を傾けてくる。
辛口なんじゃないの。
「筋はいいと思いますよ。」
社長「うんうん、そうだよね。
それで担当する気には…
「ただ。」
頷きながら ファイルを取り出した社長の
言葉を遮って 言うべき事を言う。
「…まだまだ ワキが甘い小僧ばかりです。」
そう言うと社長は 面食らったような顔をして
その後 ほんわりと笑った。
社長「じゃあ、答えは出てるんだね？」
「もう見てしまいましたから。
見て見ぬフリは…指導者としてなりません。
king & prince、担当しましょう。」
こうして私は…king & princeの
タレント指導者となった。
＿
誰かがレッスン場を覗いたのに
気づいたking & prince。
紫耀「だ、…だだ、誰！？」
廉「俺の知り合いちゃうし〜。ジンやろ？」
勇太「失礼もほどほどにしろよw
あんな人知らないっての。」
海人「僕も知らない。ゲンさんは？」
玄樹「僕も…知らない人だったな。
岸くんは？顔広いよね？」
優太「わりぃけど、俺も知らねー。」
廉「でも、美人やったなー。」
玄樹「美人と可愛いと中間って感じ？
でも…眼鏡かけてたからな。」
紫耀「また会えるとええなー。」
その頃、Aは寒気を感じていた。
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カルデラ(プロフ) - さゆりloveさん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします！ (2018年4月2日 23時) (
レス) id: c836c7ae33 (このIDを非表示/違反報告)
さゆりlove - すっごく面白いです！更新頑張ってください！ (2018年4月2日 23時) (レス) id: 666f350ce4 (このIDを非表示/違反報告)
カルデラ(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！よければリクエストしてみてくださいね>_< (2018年4月1日 22時) (レス) id: c836c7ae33 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続きが楽しみです。 (2018年4月1日 22時) (レス) id: 3d5cc8d928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カルデラ | 作成日時：2018年4月1日 16時
