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＿＿＿紗凪side
で、呼ばせてもらうことになったんだけど。
バスケができないことには
変わりがないわけでありまして。
「本当に、普通にやってみるんだね？」
念押しで聞くと
廉がうっとおしそうに頷いた。
「ほら準備しよ。」
望の掛け声で ６人全員が動き出す。
まず 練習着に着替えて
終わって人から それぞれアップ。
その後 ３分間 休憩があって
今は 体育館の端で みんなが座ってる状態。
「久々にアップしたから。」
なんて言って 私の差し出した
スポーツドリンクを 飲み干す 望。
やっぱり みんなバスケをすると
爽やかな笑顔になって…
いつも眠そうな あの流星でさえ
楽しそうに 爽やかに笑って 楽しんでる。
こりゃ 女が 集まってくるのも納得。
「ちなみにキャプテンは俺。」
望が ドヤ顔でそう言ってくる。
なるほど、まぁ望が一番妥当かな。
「縦往復、17回。
１分間ランニング3セット！」
「はい！」
望が メニューの指示をすると
部活らしく 返事をするみんな。
この練習は…
簡単に言うと １分間 走り続けること。
それを３０秒休憩挟んで 3セット。
体力的に かなりきついはずなのに
なぜかあの６人は 楽しそうに走ってる。
しかも早い。…化け物だ。
と、ここで 予測してたことが起こる。
体育館外から 聞こえてきた
女子生徒の声。
「誰かいるのかな？
いっつもこんな音しないよね？」
「だってあのバスケ部でしょ？」
来る…。全員が思った。
そこで鳴り響いた 望の声。
「３対３！１０点先取。
タイムは５分。マネージャー、タイマー！」
「「はい！」」
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作者名：カルデラ | 作成日時：2017年12月11日 14時
