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宮舘「紹介したい人がいるから
屋上で待っててくれない?」







そう言われたのは1時間前


帰ろうとしていた俺を


幼なじみの涼太が引き止めそう言った


その言い方だと彼女だと思った


こんな時期に彼女とか


何考えてんだよ、と思い


会ったらすぐにでも別れさせようと


心に決めた







少しすると涼太が入ってきた







翔太「あれ?会わせたいやつは?」


宮舘「まだ用事が終わらないから
先行っててってさ〜」







ふ〜ん、なんていって


2人でたわいない話をしながら待った







扉の空いた音に


反応して


振り返った







宮舘「あ、A
待ってたよ」


『涼太、』







涼太が


そいつに向かうよりも先に


口を開いた







翔太「お前、涼太の
なんなの?」


『はぁ、?』


翔太「彼女なんだとしたら
別れてくんね?」


『なに、言ってるの?』







俺の言葉に驚いている彼女


別にこんなやつのために


優しい言い方なんてしない


別れてくれればそれでいい


ただ、彼女の顔は驚きの顔から


徐々に眉間にしわがよっていた







宮舘「ちょっ、翔太!
違うから!」


翔太「は?」


『これは完全に涼太が悪い
なんにも説明してないんでしょ?』


宮舘「いやいや、まさか
こんな喧嘩腰で
行くと思わないじゃん」


『昔から
涼太の悪い癖だから』


翔太「なんなの?
彼女じゃねぇの?」


『涼太の幼馴染みだけど?』


宮舘「ほら、前に話したじゃん
翔太の他にも
幼馴染みがいるって」


翔太「あぁ、言ってたわ」







そういえばそんなこと言ってた…っけ?


まぁ、俺が忘れてるだけだと納得








『あ、じゃあ
渡辺翔太?』


翔太「フルネームかよ…」


宮舘「この子は宮倉A
翔太友達少ないから
紹介しようとおもって」


翔太「余計なお世話!」


『よろしく』


翔太「悪かったな
翔太でいいよ、
俺もAでいいでしょ?
よろしく!」







そう言って


笑った









そんな俺に







『急に迫るじゃん笑
じゃあ、翔太って呼ぶ、
よろしくね!』







そう言って君も笑った


目を閉じれば


未だにあの時の笑顔を思い出す


今も昔も変わらない


その笑顔が


俺にとっては


何よりも


当たり前の幸せを意味していた







あの時から


俺にとってはAは


特別な存在だった

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(プロフ) - 月姫さん» ありがとうございます!毎回の更新楽しみにしていますのでこれからよろしくお願いします(^ ^) (2020年9月6日 17時) (レス) id: d8213f9dda (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - 風さん» 読んでいただきありがとうございます!!名前の方申し訳ございません!直ぐに直させていただきました!これで大丈夫だと思います!これからも読んでくださると嬉しいです! (2020年9月6日 16時) (レス) id: 3c23e5addd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 前作から読ませてもらってます。すごくキュンキュンして楽しい作品でした、こちらの渡辺くんサイドのお話なのですが、主人公の名前が変換されておらず月姫の状態ででるのですがそのような設定にされているのでしょうか? (2020年9月6日 12時) (レス) id: d8213f9dda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月姫 | 作者ホームページ:http://s  
作成日時:2020年9月5日 10時

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