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story25☆ ページ25
視界の先にいるのは
紛れもなく
さっきまで話していた
大介くんだった
目の前にいる大介くんは
女の子のことを抱き抱えるように
支えていた
大介｢ちょっ、ちゃんと立ってよ！｣
｢無理〜…！｣
大介｢藍堂さーん？｣
｢ははっ！
いつも藍堂なんて呼ばないじゃーん！
下の名前で呼んでよー！｣
大介｢はいはい、｣
琳花｢ちょっ、A！｣
なんで
逃げてるのか分からない
どうしてこんなに苦しくなるのか
分からない
だけど、
だけど、
大介くんが
ほかの女の子と
一緒にいるのが
大介くんが他の女の人に触れているのが
大介くんが他の人のものになるのが
嫌だった
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