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story3 ページ3
その声がするほうに
目を向ける
『おはよう！』
琳花｢おはよ〜！｣
彼女の名前は有栖川A
隣にいるのは友達の藤堂琳花
彼女とは同じ学年
ほら、周りの男どもの目が
彼女に向いている
誰もが目を奪われるほどの美少女
それに阿部ちゃんと一二を争う程の
頭の良さ
絶対的に近づけない存在となった彼女は
周りから
"高嶺の花"
といわれるようになった
まぁ、隣にいる藤堂さんが
ほぼ近づけさせないようにしてるらしい
下心丸出しの男どもを
排除してるとかしてないとか
まぁ噂は噂だし！
俺は気にしない！
阿部｢また今日も有栖川さんは
人気だね〜｣
大介｢ほんと可愛いよね〜｣
阿部｢鼻の下伸びてる｣
大介｢失敬な！
伸びてないよ！！｣
俺も周りにいる男と同じ
彼女のことが好き
でも、話したことなんて1度もないし
これから先もないだろうな
1度でいいから話してみたいな
と、叶わぬ野望を抱きながら
建物に入った
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