きみとぼくにラブソングはいらない！season.2《nrs》

打ち上げ ページ10

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luz「それでは、本日のライブお疲れ様でした！乾杯！」

『「「「カンパーイ！」」」』



とある個室の居酒屋で、今日ライブに携わった人達の威勢の良い声が響く。

私の右隣にはなるせ、左隣にはめいちゃん、正面にはセンラさん、右斜め前はまふくんに左斜め前にはluzくん。

私は、既にテンションの高いめいちゃんの勢いに呑まれかけていた。



めい「ユリハさんと一緒にライブできて本当に嬉しいです！」

『本当？私も嬉しいです』

めい「こうやって憧れの人と話せてるとか夢みたい…」

『憧れなんてそんな、』



私は未だにTwitterで公言したはずの目標、人見知りを治すを達成できずに、年下のめいちゃんさん(？)に敬語を使うという始末。

いや、活動歴としては彼の方が大先輩だから敬語でいいのか…？



なるせ「まだ敬語使ってんの？ウケる」

『お前にも敬語使ってやろうか？』

なるせ「キショ」



今にも喧嘩が勃発しそうな私となるせの間にセンラさんが まあまあ、と止めに入る。



センラ「すーぐ喧嘩せんの！直に敬語も無くなるやんな？」

めい「じゃないと困ります！」

『あと何年後かの話ですけどね？』

めい「本当は今すぐ敬語外して欲しいんですけどね！」



めいちゃんさんは、ずい、と私の方に距離を詰めては私の顔を覗き込むようにして笑う。

…この子はコミュニケーションオバケなのか？



なるせ「めいちゃん近い」



私がめいちゃんさんに対して言う前に、なるせがそう口にしては私の肩をなるせの方に ぐ、と抱き寄せる行動をとった。



あらき「なるせさん大胆っすねえ」

そらる「お前ユリハちゃんにべったり過ぎでしょ」

なるせ「え〜？そらるさん嫉妬っすか？いいっすよそらるさんもこっち来ます？」

『いや、そらるさんここの席代わりますよ？』

そらる「マジで行きたくない」



話がなんとなくそらるさんの方に向いた瞬間に私はなるせの中から抜け出して元の場所に持ち直る。

もうみんな酔ってるのかなあ、とか。





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