笑柱 . 弐章【鬼滅の刃】

陸拾 ページ11

.





｢ いいか？俺は神だ！お前らは塵だ！

まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め！ねじ込め！

俺が犬になれと言ったら犬になり 、猿になれと言ったら猿になれ！

猫背で揉み手をしながら俺の機嫌を常に伺い全身全霊でへつらうのだ！ ｣





私が溜息を零すのと同時にまた宇髄さんは





｢ 俺は神だ！！ ｣





そう言い切った

ああ 、善逸は凄く引いた顔をしている



と 、炭治郎がばびっと手を上げる





｢ 具体的には何を司る神ですか？ ｣


『 ん゛ｯｯｯ ... ！？ 』





思わず驚いて変な声が出たが気にせずに宇髄さんは続けた





｢ 派手を司る神 ... 祭りの神だ ｣


｢ 俺は山の王だ 、よろしくな祭りの神 ｣


｢ 何言ってんだお前 、気持ち悪い奴だな ｣





いやどっちも同じだろう

きもい 、と伊之助に言っているがこんなんで大丈夫なのだろうか





『 それで 、任務はどういった内容何ですか 』


｢ ... お前は前より表情が柔らかくなったな

花街までの道のりの途中に藤の家があるから 、それも含めてそこで準備を整える

付いて来い ｣





一つ頭にぽんと手を乗せると 、そう言いあっという間に先を走っている宇髄さん





『 私が宇髄さんと三人の間を走るから 、私を見失わないようにね 』





私達も後を追って走り出した

陸拾壱→←伍拾玖

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す