漆 ページ8
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『 私は笑柱 、心笑 A
禰豆子 って言ったかな?の事は昨日の報告書で知ったんだよ 』
「 俺は竈門炭治郎です 、そこの猪が嘴平伊之助で ... 」
「 あ 、我妻善逸です ... 」
猪頭は人が入っていたのか
この部屋に禰豆子という鬼の少女はいないようだし 、会うのはまた今度になりそうだな
「 あの!だ 、大丈夫ですか ? 」
炭治郎が私の顔を見てそう言う
大丈夫 、とはどういう事だろうか
禰豆子の事か ?
『 さっきも言った通り 、禰豆子は私がどうにかできる話では無いから 「 違います! 」 ... ? 』
「 俺 、鼻が利くんです ...
昨日会った時からずっと強い悲しみと苦しみの匂いがするんです 」
強い悲しみと苦しみ ... ?
炭治郎を見るが 、とても嘘をついているような顔には見えなかった
間違いでは無い
ずっと悲しいし 、苦しい
でもね
『 大丈夫だよ 、炭治郎
だからそんな辛そうな顔をしないで
善逸もね 』
それが私を強くする糧になるから
『 善逸も何かあるのかい? 』
「 俺は耳が良いんです 、寝てても分かるくらい
Aさんからは優しい音と張り裂けそうな嫌な音がします 」
『 ... そうか 、君達は凄いね 』
そうふわっと笑えば善逸は聞かれて気持ち悪くないの?と聞く
『 どうして ?
そんなに鼻や耳が良ければ混乱して話せない人達の気持ちを分かってあげられるでしょう ? 』
それって恵まれてる事なんだよ
と言うと心做しか二人共表情を柔らかくした
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音(プロフ) - 面白いです!完結頑張って下さい (2020年2月7日 18時) (レス) id: bbad42844a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 | 作成日時:2020年2月3日 18時