松下村塾のお姫様【銀魂】

第九訓 ページ12

由紀side


春……

私にとっては凄い嬉しい季節なのだ
何故なら……


由紀「ｳﾌﾌ♪お花見♪お花見♪」


高杉「おい、銀時、ヅラ。由紀の周りがお花畑に見えるのは俺だけか？」


桂「ヅラじゃない桂だ。安心しろ、高杉。俺にも見えている」


銀時「この季節になるといつもああなんだよ」


由紀「松陽！まだなの？」


松陽「もう少し待ってください」


由紀「あぁ〜！早く桜が見たいなぁ〜！♡」


銀時「寺子屋の近くにある桜の下でやんだから先に見てくればいいだろ？」


分かってないな、銀時は


由紀「何言ってんの！私は皆と一緒に見たいの！」


松陽「由紀、手伝いを頼んでもいいですか？」


由紀「もちろん！」


桂「先生、俺も手伝います」


高杉「俺も」


松陽「ありがとうございます。ではこの紙に書いてある材料を買ってきてくれませんか？」


桂「分かりました。銀時！お前も行くぞ！」


銀時「俺はパス」


由紀「あんたも手伝いなさいよ！」


銀時「町まで買い出しに行くなんざァめんどせェよ」


松陽「おや、そうですか。銀時のために"栗金団"の材料を書いたのですが……銀時「やっぱ俺も行く！！」


単純な奴……


由紀「栗と芋は今は旬じゃないけど……売ってる？」


銀時「意地でも探す！！」


高杉「俺はここに残って先生の手伝いをします」


由紀「私も！」


松陽「では銀時、小太郎。気をつけてくださいね」


桂「はい！」


銀時「待ってろ！！俺の栗金団ｩｩｩｩｩｩっ！！」ﾋﾞｭｰﾝ


桂「速っ！？」


由紀「松陽、私はいつか銀時が糖尿病にならないか心配です」


松陽「それは困りましたね」


高杉「てかもうなってるだろ」


そんなことを銀時を見ながら思った私たちだった

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