お嬢と不良【東卍】

9.場地の舎弟 ページ10

計8冊の少女漫画をレジに持っていって、お金を払う



場地｢Aじゃねぇか｣

『場地じゃん、1人？』

場地｢いや、1人連れがいる。お前こそ1人か？｣

『んなわけないじゃん、一条達を雑誌コーナーで待たせてるの』

場地｢そーいや、あいつも本屋に用事があるとか言ってたな｣



どうやら場地の連れも本屋さんにいたらしい

せっかくだから、雑誌コーナーまでの道を一緒に歩くことに

ここの本屋さんは広いので2人で左右をキョロキョロと探した方が早いだろう



『その連れの外見は？』

場地｢千冬っていう金髪のツーブロックだな｣

『あ、その子私さっきみ｢場地さん！！｣、やっぱり、｣



遠方から場地に駆け寄ってきたのはさっきの少女漫画の男の子

場地の隣にいる私を見るなりまた頬を紅潮させて固まる


場地｢お？どうした？｣

『さぁね、すぐに見つかってよかったね。

じゃーね、場地。と、千冬クン』

千冬｢？゛！゛｣


＿＿


一条｢なんかご機嫌ですねお嬢｣

『面白い子見つけたからね、あ、そうだ１階のドーナツ買ってきてよ』

一条｢だつてよ二ノ瀬、ダッシュね｣

『お前が行ってこいよ』

＿

あれから数日後。千冬クンとの再会はそう遅くはなかった


千冬｢ち、チワッす。お邪魔します｣

場地｢んなかしこまらなくていーんだよ、こいつんちは｣

マイキー｢Aんちは俺んちだからね｣

『なんであんたらがあたかも家主みたいな顔で言ってんの、そろそろ出禁よ出禁』


仕方なく客室に通して大きいペットボトルのジュースとコップを持っていく



『なんでやることも無いくせにここに来るのかなぁ

ここは児童館じゃないんだけど』

ドラケン｢体育館も図書室もあるし似たようなもんじゃねぇか｣

『出入り無料じゃないんだけど』

マイキー｢え、金取るの？｣

『取りたいのは山々だけど金あるの？』

マイキー｢全財産18円かな｣

『お金くらいちゃんと管理しなよ、東卍総長』





＿

▷松野千冬


・出会い方が少女漫画すぎて固まったし、Aの顔が好みドンピシャだったので意識しまくり、純情ボーイ
・今からAの性格を知って絶望していく
・千冬クン呼びはずりぃ、
・ちくしょう俺ちょろすぎる

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