幸運女子。とりあえず撃っとく【ワートリ】

20話 ページ21

二宮｢犬飼、トリガーメンテナンスに行くぞ｣


犬飼｢ありゃ、今月分のまだでしたっけ｣


氷見｢すみません。私今日は用事があるので先にあがります｣


辻｢じ、じゃあ僕もメンテナンスに｣


犬飼｢辻ちゃんは最初らへんにトリガー故障で一人行ってたじゃん

お留守番よろしく〜｣


辻｢え｣


『え』


＿＿


いやいやいや気まずい気まずい。。


なんで私辻さんと一対一で向かい合って座ってんの


辻さん赤面しながら困ってんじゃん



さっき二宮さん達が出てった時に私も出て行っとけばよかった


共通の友達がいなくなった時の気まずさだよこれは




『えっと、私も失礼しますね』


辻｢待って！｣


『え、はい？！』




流石に二宮さん達が戻ってくるまで居座っているのも迷惑だろうと思いソファから立とうとしたら大声で止められました


確かに私最近難聴気味だけど2m弱しか離れてないんでそこまで大きい声出さなくても大丈夫です。


浮いた腰をまたソファにおろす



なにか話があるのかなとちゃんと辻さんの顔を見てみるとなんかわかんないけど口パクパクしていた

絶対この気まずい雰囲気をなくさせるために頑張って話題作ろうとしてくれてるじゃん


優しすぎて涙が出てきそう


パパへ。辻さんも顔はいいけど多分優しい先輩です




辻｢…その、さ

Aちゃ、さん、、？

あ、ごめん、、虹宮、さん？｣


『さんは少し申し訳ないので呼び捨てでも大丈夫ですよ
名前と苗字は別にこだわりないのでどっちでも…』


辻｢A、ちゃんって犬と猫どっちが、好きなの？｣



『…………………ﾌﾟｯ、くふふっ…………ｯはははははははははっ』



辻｢?!｣



唐突の犬猫話に笑いを堪えられず声を出して大笑いをしてしまう


やだこの人話題の出し方めちゃくちゃ下手くそだ


くひひっとなんとか笑いをとめながら途中にでてきた涙を指で拭う



『好きですよどっちも。けど強いていえば猫ですかね』


辻｢そうなんだ｣


『辻さんはどっちが好きなんですか？』


辻｢俺は恐竜かな｣


『……え？』


辻｢…恐竜｣


『……ｯははははははっ！だめっ、もう無理wwww』



＿＿

♛辻新之助 part2


・ど天然
・恐竜大好き。甘いお菓子大好きの子供っぽさもある
・Aの事が結構気になっていた
・多分これからAに緊張しながらも甘くなる予定

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