お兄ちゃんの友達の大倉くん（緑） (ページ3)

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大倉くんと初めて出会ったのは、私がまだ小学生だった頃。

お兄ちゃんに連れられて大倉くんが家に遊びに来た。

その頃流行っていたモンスターハンターというゲームをリビングのソファーに寝そべって一人でやっていたのだけれど、

それを見つけた大倉くんが

「女の子でモンハンって珍しいな！今からヤスとひと狩り行くねんけど妹さんも一緒にする？」

と誘って来てくれて、お兄ちゃんの部屋で3人でモンハンをすることに。

この日からよく3人で遊ぶようになった。

大倉くんはゲームがとても上手で、私にコツを教えてくれたりゲーム内で何度も助けてもらったりした。

そんな大倉くんのことを初めのうちは、
年上だということもあって〝第2のお兄ちゃんのような人〟と思っていた。

…はずなのに

「俺に任せて！！」
「俺、先行くからAちゃん後ろからついてきーな！」
「Aちゃんうまいうまい」

これはゲーム、これはゲーム、これはゲーム

と言い聞かせながらも大倉くんの一言一言に反応してしまってドキドキしている自分がいた。

何がきっかけだったのかはいまいち覚えていないけどいつのまにかお兄ちゃんと同じようには見れなくて、好きになっていたんだ。

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