9転び ページ11
「､､､」
自分は今、自分でも分かる程不機嫌だ。然し機嫌を直す気は無い。理由は､､､
「､､､そろそろ機嫌、直してくれないか？」
目の前に居る兄貴だ。自分は反抗期は比較的大人しかったが、恐らくその時位に自分は反抗している。
「､､､」
「､､､ど、如何するんですか？完全に口聞かなくなっちゃいましたけど､､､」
「如何、するか。正直、反抗期の時以来だ。」
「､､､拗ねてる？」
拗ねて無い。決して拗ねて無い。
「､､､彼奴は俺の事を心配してるんだ。自分に内緒で此処で働いていて、うっかり居なくなって欲しくないんだ。」
「へぇ、兄弟思いなんですね。Aさん。」
「嗚呼、彼奴は偶に物凄く俺に甘えて来るんだ。」
「！」
ひ、人が喋らないのをいい事に恥ずかしい事を､､､！
「そうなんですか！意外ですね。」
「だろう？従姉妹には甘えずらいって云って､､､」
「わー！ストップ！ストーップ！自分が悪かったから！その話は！」
「､､､もっと聞きたかった。」
「は！？」
泉ちゃん、可憐な見た目だけど中々恐ろしい､､､！
「あの時のお前可愛かったけどな。」
「そ、そう云う事云うな！大体！自分が此処に来たのは、恥を晒しに来た訳じゃ無い！」
「じゃあ、Aさんが此処に来た理由は何ですか？」
「､､､依頼。其れで来た。」
「嗚呼！成程。昨日の事だな。」
「うん。昨日、中島君に不良を追い払って貰った時、えっと、何で云うか､､､」
そう云えば、中島君達には自分の能力について話していない。
「､､､何処から話せば､､､」
「あ！敦君。其れに、さっきの人。如何したンですか？」
「え、嗚呼、えっと、」
「？谷崎さん、さっきの人って､､､」
「嗚呼、そうだ。敦君、暫くこの人の事を守ってくれないかな？」
「､､､ん？」
「この人、異能とは違う特別な力を持ってて、その事が他の人にバレてしまったンだ。」
その他の人とは今目の前に居る中島君である。云いたいけど気不味い。非常に気不味い。
「そして、家族に迷惑を掛けたくないから、何とか事が収まるまで匿ってくれないかって云う訳なンだ。」
色々と誤解が起きている気がする。こら兄貴、笑いこらえてんの見えてるぞ。
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哀川透(プロフ) - ありがとうございます^^* 更新頑張ります！ (2020年3月27日 18時) (
レス) id: b64d0a9d89 (このIDを非表示/違反報告)
ななっしー - 超面白いです！更新頑張って下さい！続き楽しみにしてます！ (2020年3月25日 7時) (レス) id: 653733cc4e (このIDを非表示/違反報告)
哀川透(スマホ)(プロフ) - ほわぁ､､､温かいお言葉ありがとうございます､､､頑張ります！ (2019年8月12日 10時) (レス) id: 0c48593ba8 (このIDを非表示/違反報告)
なるせ - 更新頑張ってください！応援してます！ (2019年8月10日 20時) (レス) id: c0e757350d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：哀川透 | 作成日時：2019年8月4日 18時
