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ページ41

『……哲人さん、ありがとうございました』






山田「……アホか、なんもしてへんし」







そうぶっきらぼうに言ってるけど、本当は照れてるだけなのも気づいてますよ。







山田「……ずっとお前が打席たってる時から、今にも倒れそうだったやつがあっちおるから行ってこい」







『……わかりました!』







最後は優しく微笑んでくれた哲人さん。





哲人さんが指で指した方向に一直線に向かう。







源田「Aー!えらいぞーー!!」






その人の隣にいた源さんに頭をヨシヨシされる。







『やりました源さんー!!』






源田「もう、拓がずっと「やばいです、足震える、倒れそう」ってずっと横でうるさくて大変だったんだから〜」






中野「……っちょ!源さん、!」







『えっ?ムーさん泣いてる?』






中野「っ、泣いてねぇわ!」







そう言ってるけど、私が来た時からずっと下向いてて顔を上げたと思ったら目が赤くなってるムーさん。








源田「はい、じゃあ拓はAにパス。俺はムネのとこ行くよ〜」







そう言って気を回してくれたのか離れていった源さん。






改めてムーさんと二人の空間になって、顔を見るとそらされた。なんで?







『ちょっと!私!打ちましたよ!』






中野「見てたわ!誰よりも!」







『……褒めてください、ムーさん』







私の一番の理解者で、なんなら私より私のことをわかってる人かもしれない。







“ 中野「そんな世界で数少ない代表に選ばれたんだぞ。
……Aと代表として戦えるって喜んだ俺の気持ちも考えろ」”






今までの私たちじゃ考えられないくらい、色々ぶつかった気がします。








“ 中野「俺に世界で戦う "星見A" を見させてよ」”






それでも無条件にこんな私に期待してくれて、






“ 中野「……怪我だけはしないで」”






心配してくれて、






“ 中野「……それでこそ星見美帆。信頼してるぞ」”





信頼し続けてくれた。








『私、ムーさんがいたから何とか今日まで来れました』







中野「……俺のセリフ。遅くなったけど、ナイスバッティング」






ちょっと震えた声で伝えてくるムーさんがなんだか愛おしくて、私の方から抱きしめてしまった。








中野「……っハー、まじですごいわ。」







天を仰ぐようにずっと「すごい、すごい」と呟いてるムーさん。







中野「今日、“ 見える日 ” だった?」








『多分、はい。』

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ひな - 今まで見た中で一番面白いです!続き待ってまーす  (1月21日 20時) (レス) @page44 id: 9ec4ffa748 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵留(プロフ) - オリ.フラ付いてます。わざとだったらすみません (12月1日 16時) (レス) id: 49cfacfa3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゅら | 作成日時:2023年11月25日 21時

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