第2回決起集会 ページ21
今永「________それで今日は珍しく俺らのとこいるんだ」
『その通りでございます……』
ろーたんに誘われて練習に行った翌日。
今日は、ついに明日に控えた準決勝に向け第2回決起集会。
ちなみに大谷さんは参加してないらしい。
近藤「店入った瞬間、迷わず俺らの方来るから珍しいなと思ったらそういうこと?」
吉田「一直線に来たもんね」
あの後練習中もなぜか由伸とろーたんがいがみ合ってたのもあって、
いつもならよく話してる歳が近いメンツの近くに座るけど、今回は93年生まれで同級生組の今永さん、近藤さん、吉田さんの近くに座らせてもらってる。
『いや、でも私皆さんのファンですからね?!』
今永「……ファン?」
真実を伝えたら明らかに今永さんに、疑われた目で見られた。
『……言ってませんでした?私3人のファンですよ』
近藤「え、なに。どういうこと?」
『だって、めちゃくちゃ頼りになるじゃないですか……』
近さんは色々バッティングとか技術面のこと教えてくれるし、今永さんは気軽に話しかけてくれて、吉田さんは試合で1番頼りにできる方だし……、と素直に伝えたら、
なぜか3人とも顔を合わせてため息をついていた。
『……え、どういう反応ですか………。なんか気に触ること言っちゃいました…?』
今永「ちがうわ」
吉田「Aちゃんをすきになる若い子たちが大変だなと思っただけ」
キランと効果音がつきそうなくらい真っ白な歯を出して笑う吉田さん。
『言ってる意味がよく……』
近藤「ハイハイ。どうせ何度言っても理解できないでしょ?」
ヨシヨシ、と私の頭を撫でながらゲラゲラ笑う近さん。
なんとなく失礼な事を言われてるのはわかった。
今永「……てかもっと気分下がってるかと思ってたわ。意外と元気なんだな」
近藤「あ、それは俺も思ってた」
『え?……あ、そういうこと……』
きっと私があまりにも打ててないから、っていう意味というのはすぐ理解出来た。
今永「なんでそんな打ててないの?」
『ブフッ』
今永さんからの、直球すぎる質問に飲んでたお酒を吹き出しそうになった。
今永「うわ、きたね〜」
『今永さんのせいですよ…!』
近藤「ははっ、今のはこいつが悪かったなぁ」
近藤さんがそうカバーしてくれても「え〜、俺ぇ〜?」と、全く悪びれない様子の今永さん。
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ひな - 今まで見た中で一番面白いです!続き待ってまーす (1月21日 20時) (レス) @page44 id: 9ec4ffa748 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵留(プロフ) - オリ.フラ付いてます。わざとだったらすみません (12月1日 16時) (レス) id: 49cfacfa3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅら | 作成日時:2023年11月25日 21時