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佐々木「…………俺、勝ち投手なったら名前で呼んでくださいっていいましたよね?」







『え?…………あっ、』







………………すっかり忘れていた。








山本「生意気な約束してんなぁ」







佐々木「由伸さんはもう呼ばれてるからいいじゃないっすか」







山本「ろーたん、って呼んであげたら?俺もたまにそう呼ぶし、」








佐々木「え、ちょっ」







『それいいね!ろーたんにする』




由伸の提案に素直に乗る。





ろーたん、うん、かわいい。





宮城くんもそういえばそう呼んでたな。





佐々木「いや…ろーたんはちょっと……」







『由伸は良くて私はダメなの?』






佐々木「……その聞き方ずるい」





そう言って椅子にズルズルと座り込んじゃった佐々……ろーたん。






 
『ごめんね、先輩権力』







山本「ひっでー先輩」






横で笑ってるけど私も由伸も大して変わらないでしょって密かに思う。







佐々木「まぁ、じゃいいですよ。ろーたんで……本当は嫌ですけど」







『ろーたん、たまに辛辣だよね』








山本「舐められてるんちゃう?」







『由伸は一旦黙って』







こんな感じでバスは過ごしてたら、あっという間にホテルが見えてきた。







ちょっと前で周東さんが「うわ、でっかー!」って叫んだのが聞こえたから私たち3人も気づく。







佐々木「……でっか、」








山本「むっちゃ良さそうなとこやな」








『えー、もうホテルから出たくないな』








山本「でたでた、ゆうと思った」







笑いながらそう言われるから、由伸にバレてるみたいでムッとしてしまう。







佐々木「……お2人って野球してる時あんなにすごいのに、なんでこうなんですか?」








『それ絶対バカにしてるよね?由伸のせいでそう見えてるだけだから!』







山本「はー?Aのせいですぅ〜」







『は?!大体絡んでくる時は由伸が多いでしょ!』







山本「そうやってすぐ怒るから朗希にもそう見えてるんやで」







『ムカつく……っ!ねぇろーたん!どっちが悪いと思う?!』






佐々木「いや、あの……」






山本「俺の味方よな?ろーたん」





そんな私と由伸の小競り合いにたった一言で蹴りをつけられた。








佐々木「どっちも悪いと思います」

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ひな - 今まで見た中で一番面白いです!続き待ってまーす  (1月21日 20時) (レス) @page44 id: 9ec4ffa748 (このIDを非表示/違反報告)
乃絵留(プロフ) - オリ.フラ付いてます。わざとだったらすみません (12月1日 16時) (レス) id: 49cfacfa3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゅら | 作成日時:2023年11月25日 21時

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