2日目 ページ2
ある日のこと。
｢モトキ、｣
｢はいシルクさん、なんですか？｣
少し親睦を深めたいなと思い、仕事をこなしてくれているモトキを呼んで、ふと疑問に思ったことを聞いてみた。
｢モトキさぁ、人間の年で言うと何歳なの？俺と同じくらいかなとか勝手に思ってるんだけど｣
｢えーっと確か…19歳だったと思います｣
｢マジで？！やっぱ同い年じゃん！｣
｢え、そうなんですか！年上かと思ってました！｣
｢誰が老けて見えるって？｣
｢や、そんなこと言ってないですよ！｣
“先輩は俺の憧れです”とか言ってるけど…胡麻なんてすっても俺には通用しねぇからな？
普通だったら殴り飛ばしてるところだが、
こいつが言うと、ふにゃっとした笑顔もあってか、少し可愛く思えてくる。
こちらもつられて笑ってしまった。
｢お前さ、同い年なんだったら敬語じゃなくていーよ、タメの奴に敬語使うなんて変だろ｣
｢や、そう言われましても先輩なんで…｣
｢ふーん先輩に逆らうんだ〜ふーん｣
｢…頑張ってタメ口になるよう頑張ります…いや頑張る…｣
親睦を深めようとしたが、逆にモトキを困らせてしまったっていう反省と、初めてまともに喋ったということもあって、今でも鮮明にこの出来事を思い出せる。
それからというものの、俺たちはとんどん仲良くなっていき、敬語も気づいたら無くなっていて、仕事上の関係というだけでなく、友達みたいな、良き相棒のような存在になっていた。
それはもう上層部からも｢お前ら仲いいな｣って言われるくらい、俺達は猛スピードで距離を縮めていった。
あんまり長く一緒に仕事はできないと言われたが、モトキがしっかりしてなさそうとか、俺と仲が良すぎるからとかで、俺たちは約5年くらい一緒に仕事をさせてもらった。
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好美 - 前作から読んでいます！とても面白く切ないなと思いました！次回作も期待しています！ﾖﾛ(｀・ω・´)ｽｸ！お願いしますです! (2018年2月28日 18時) (
レス) id: a5df8dade2 (このIDを非表示/違反報告)
しみず(プロフ) - はじめまして。前作から通しで全て読みました…！ほっこりとする終わり方で思わず涙がホロり…とても素敵なお話ありがとうございました…！どちらも高評価失礼致します。 (2018年2月26日 22時) (レス) id: 516966c55c (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - なつさん» 素敵だなんて…ありがとうございます(；＿；)スッキリしましたか！よかったです！笑前作から沢山コメントを頂けて本当に嬉しかったんで謝らないでください…！こちらこそ力になるお言葉を沢山頂き、ありがとうございました！(；＿；) (2018年2月23日 23時) (レス) id: f2c5aa7b5e (このIDを非表示/違反報告)
マリア(プロフ) - rin0119_773さん» おつありです！いい作品だなんて…ありがとうございます(；＿；)もし次回作が出ましたらそちらもお楽しみ頂ける幸いです！ありがとうございました！ (2018年2月23日 23時) (レス) id: f2c5aa7b5e (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - 今作も素敵でした(´；ω；｀)！とてもスッキリするラストで、シルクもモトキも良かったねって気持ちでいっぱいです…！前作からたくさんコメントしてしまってすみません＞＜ 楽しみをありがとうございました♪ (2018年2月22日 22時) (レス) id: a11fec5e3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリア | 作成日時：2018年2月12日 22時
