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A「(じゃっ!鈴木先生、ありがとうございました!またね!)」
鈴木先生「うん!ちゃんと定期的に検診にくるんだぞ!頼んだ!カレンちゃん」
カレン「分かった!任せて!笑 よしっ!A行くよ!」
私はもう、大丈夫なのに…笑
心の中で呟いた。
看護師「なんだか、懐かしいですね。鈴木先生。」
鈴木先生「そうですね。でも、昔よりたくましい背中してますよ!2人とも!」
鈴木先生の目が夕日の明かりに光りながら、2人を見つめていた。それが、少しだけ、切ない。
A「(カレンありがとう〜。もう大丈夫だから!心配しないで、アメリカに帰っていいよ??)」
カレンは、アメリカに住んでいて小さい劇場だけどそこで脚本や演出をやってる。
カレン「いいの!いいの!ちょうど息詰まってて、いい機会じゃん!」
A「(そっか、笑)」
そういうとこ。昔から変わってないな。カレンは、いつもの誰かのために気を遣ってーー。少しは自分のことだけ考えてもいいのに。
カレン「そうだ!今からAの仕事場連れっててよ!見たいっ!」
A「(…うん。でも、私、、その仕事できないかもしれない。もう、クビかもしれないよ?)」
カレン「なんで??なんでクビなのよ!」
A「(だって、私迷惑かけちゃったし、自分の仕事をろくにやってない。その証拠に誰も私の病室に誰も来なかったでしょ?もう、文句も言えないほど呆れられてるの。)」
カレン「はぁぁぁぁ!!!???なにそれ!怒
尚更、行くべきでしょ!むしろ文句いって やるわ!!いくよ!」
思いっきり、カレンに手を引っ張られ、スクランブル交差点を風のように人の波を避けて走った。
A「(…懐かしい。こうやって、病院を抜け出してまさきとカレンと3人で走って渡ったよね!!)」
そう言いたかった。カレンに向けて言いたい言葉を喉の奥にとどめて、私はただガムシャラに足を動かすしかなった。
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とも(プロフ) - 楽しみに待ってます! (2018年4月11日 19時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ともさん» わかりました笑笑 (2018年4月11日 19時) (レス) id: 04331ce0ea (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - やっぱり難聴でにかちゃん家族をメンバーが支える話で子供は二歳くらいの設定でお願いします! (2018年4月11日 19時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ともさん» おっけ〜です!! (2018年4月11日 18時) (レス) id: 04331ce0ea (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 設定追加でニカちゃんに妻子持ちで病気変えてもいいですか? (2018年4月10日 23時) (レス) id: 7b359c6e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2018年1月7日 0時