検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:58,926 hit

診察 ページ3

............




...






「いや〜、どうもすいません忙しい中、診てもらっちゃって」

そう言って、悪びれる様子なく謝っている男の事を俺は全くもって知らない。

「いえいえ、仕事ですので」

そう言って笑顔で答える。が、心中穏やかではない。
自己紹介の為に出てきた人がそのまま治療されるとか、何処の世界にモブキャラをヒロインより先に出す?
某デスゲーム恋愛シュミレーションアニメみたいに、「この先、お互い生きて帰ろう」とか、ズッ友宣言したオッサンと相棒にするならまだしも、この人開始5分くらいで退場するからね?ホント、マジで。


「そう言えば、どうして俺の所に?診てもらいたいなら病院に行けば良いのに..」

俺は思った事を率直に言った。

保険証持ってんだろ?国に金払え。

「いやね、本当はそうしたかったんですが急ぎなものでねぇ。すぐにでも、診てもらえる所を探していたんですが、見つからなくて、困っていたら道着のお姉さんに話しかけられて事情を話したら良い医者を知ってると聞いて来てみた訳です」

道着のお姉さん...へい、マイ シスターよ

医師免許【無し】の俺に患者を寄越すなよ...

と思いながら診察をした

特に異常はなかった寧ろ、健康体そのもの何故こんな人が診察を?そんな事を思っていると...

「あの、すいません」

「はい?」

「死んでください」

えっ...?


ダァン...

一瞬、何が起こったか分からなかった。

ただ呆然と倒れる流れに逆らわずにキレイに...


そして気づいた。あぁ、診断中の男に撃たれた。


ドサァ

倒れた、が意識はあるだ。

痛く、熱い

倒れた際の痛みもあるが、それ以上の痛みがあり、そこが焼ける様に熱い。肩を撃たれた。血が流れるのがわかる。

「すまんねぇ、君に恨みはこれと言ってない。でもねぇ、僕が君のお姉さんの相手をするのにとっっても邪魔なんだよ。」

この男は何を言っている?

「そんな訳で、バイバイ。他の皆も後でそっちに行くから。まぁ、君のお姉さんはどうか分かんないけどね。」

俺は理解した

そして

ダァン...





今日、その日、俺は、死んだ...




そして、死ぬ直後思った。



何かこの人の顔、助平な画像いっぱい保存して公にはしない根暗な変態みたいだな。っと、

少年→←プロローグ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
29人がお気に入り
設定タグ:男主 , 一次創作 , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ノウス(プロフ) - ユキさん» はい、和訳で最後の幻想のシリーズ7で現在、某乱闘ゲームに参戦している、あの人です (2019年6月2日 0時) (レス) id: c8a86c6666 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 興味ないねって、まさか (2019年6月1日 23時) (レス) id: 581099bb6b (このIDを非表示/違反報告)
ノウス(プロフ) - フユミンさん» 返信遅れて、すいません作者です!句読点は修正させていただきます!参考にいたします!言い訳と言っては何ですが、最新の更新を見てやって下さい! (2019年5月6日 19時) (レス) id: c8a86c6666 (このIDを非表示/違反報告)
フユミン(プロフ) - 少し読みにくいです。もっと「、」や「。」と言った句読点を、入れた方が読みやすくなると思います。内容や進行のさせ方等は、とても良いと思います。上から目線で申し訳ないのですが、何とぞご検討下さい。 (2018年8月23日 12時) (レス) id: 8ff9e84462 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ノウス | 作成日時:2016年8月14日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。