夜兎の親戚は万事屋で楽しく生活送ってます。

第５話『化け物は水から出てくる』 ページ8

「銀時ィィィ!!家賃払いなァァ!!!!」




「家賃如きでごちゃごちゃうるせーな！クソババァ!!てか来んなァ!!此方来んなよォォ!!!」







氷河と氷天が川に流され数時間後

江戸ではお登勢と銀時の追いかけっこが幕を開けていた






「アンタが止まればいいだけの話だろォォ!!
銀時ィィィィィ!」


「ババアのくせにどんだけ体力ありあまってんだよ!!体力自慢ですかー？コノヤロー」







銀時は人混みへと紛れ込み川へと出る。
すると、上手く撒けたのかお登勢は追っては来なかった。




銀時は一休みしようと川の草むらへと腰を降ろす………が、それは叶わなかった



何故かって？




「何じゃありゃァァァァァ!!!!
てかアレ何？な、何なのォォォ!?マジでェェ!!
ま、まさかゆ、幽霊？」





銀時が目にしたのは空色の物体
しかも辺りが凍っている



「ま、まさか人？んな訳ねーよなァ!!」



ガクガクと震えている銀時






『た、たす……け…て』




手を出して助けを求めている物体


そんな物体に銀時は思わず手を差し出した






そして、酷く冷たい手を掴み引き上げる。




『あ、あり……が…とう……』




ブルブルと震えている体を抱き締め横抱きにし、銀時はある場所へと走り出した。

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