【銀魂】ナルシスト女とドＳ男

#言葉と声 ページ19

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「おお、どうだったよ。こっちは収穫なしだ」





「いやした、あいつ」





旦那は目を少し見開いた。





「……その顔、なんかあったみてーだな」






そして、さっきあった事を話した。





「2週間後ねえ…女にはいろいろ準備があるんじゃねえの？」






『ここを開けたら、もう一生総悟とは会わない』






そんなはずは、ない。




そんな軽い話じゃない。









「…もう旦那の協力はいりやせん、ありがとうございやした」




「ああ、見つかってよかったよ」








俺と旦那は薄汚れた町を後にした。




やはりこの町は、どこか薄暗かった。









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俺はその日から歌舞伎町に行かず、




土方の暗殺計画をたてたり、仕事をさぼったり、女子プロレスを見に行ったり、


気まぐれに仕事してみたり。





今までの生活を送った。









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何をしても、あいつの言葉が、声が、



頭をぐるぐると回っているのを感じた。









2週間。







日が過ぎるのが、こんなに遅く感じたのは


初めてだった。

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