続き ページ37
ク「Aくん。貴方は間違いなくこの学園の未来に必要な人材となるでしょう。」
ク「私の教育者のカンがそう言っています。」
ク「トラッポラくん。スペードくん。2人の退学を免除するとともにーー」
全員(ゴクリ…)
ク「Aくん。貴方にナイトイレブンカレッジの生徒として学園に通う資格を与えます！」
全員「えぇっ！」
マ「A！よかったね！」
『生徒として！？』
ク「ええ。 何せ私、とびっきり優しいので。」
ク「ですが、ひとつだけ条件があります。」
ク「貴方は魔法が使えない。魔法士としては論外です。満足に、授業を受けることすら出来ないでしょう。」
ク「そこでーグリムくん。君は今日、魔法士として十分な才能を持っていることを私に証明しました。」
ク「よって、Aくんと2人で1人の生徒として、ナイトイレブンカレッジの在籍を認めます。」
グ「ふな"っ！」
グ「オ・・・オレ様も、この学園に通えるのか・・・？雑用係じゃなくて、生徒として？」
ク「はい。ーただし！昨日のような騒ぎは二度と起こさないように！いいですね？」
グ「ふな・・・ふなぁ・・・A、マリィ、オレ様・・・」
『よかったね！』
ク「それでは、ナイトイレブンカレッジの生徒の証である魔法石をグリムくんに授けましょう。」
グ「ほわっ！ 魔法石！？」
ク「本来生徒は魔法石がついた"マジカルペン"を使うのが決まりですが、その肉球では上手く握れないでしょう？」
ク「特別カスタムです。ああ・・・なんと細やかな気遣い！私優しすぎませんか？」
マ「自惚れるなよ。おっさん。」
ク「あとはマリィくん、貴方は元軍人なのですね…」
マ「あ、はい。一応。」
ク「それでは、貴方には今回の報酬として、マドルと、特別授業講師としての役職をあたえます！」
マ「それは…普段は生徒として学園生活をおおかして良いが、数回ある、特別授業で講師をしろと…？」
ク「はい！そうです！特別手当も出します。」
マ「はい！そのお話受けさせていただいて良いですか？」
グ「やったんだゾ！！ かっけーんだゾ！ オレ様だけの魔法石の首輪なんだゾ〜〜♪」
ク「全然話聞いてませんね・・・」
ク「Aくん。ご覧の通りグリムくんはまだ人間社会に不慣れです。貴方達がしっかり手綱を握って、騒ぎを起こさないよう監督するように！」
エ「あはっ！ すげーじゃん、お前達。入学してばっかでもう監督生になっちゃったわけ？お前も特別講師になっちゃたの？」
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作者名：マリィ | 作成日時：2021年8月21日 14時
