第2話！厳粛ブレイク！ ページ4
ザワザワ
？「ーーさ、これで入学式と寮分けは終わりかな？いいかい新入生たち。ハーツラビュル寮ではボクが法律だ。逆らう者は首をはねてやるからそのつもりで。」
？「・・・ふぁ〜あ。やっとかったるい式が終わった。さっさと寮に戻るぞ。サバナクロー寮、付いてこい。」
？「新入生のみなさん。この度は入学おめでとうございます！みなさまが充実した学園生活をおくれるよう、オクタヴィネル寮寮長として、精一杯サーポトさせていただきますよ。」
？「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら？式の途中で飛び出して行っちゃったけど・・・」
？「職務放棄・・・・・・・」
？「腹でも痛めたんじゃないか？」
ク「違いますよ！」
マ「うるさいな！耳元でしゃべるなよカラスおじさん！」
？「あ、来た。」
ク「まったくもう。新入生が2人足りないから探しにいっていたんです！あと反応薄くないですか？」
ク「さあ、寮分けがまだなのは貴女方だけですよ。狸くんは私が預かっておきますから、早く闇の鏡の前へ」
グ「ふぐぐー！！！」
マ「私が先に行こうか？」
『お願い。』
闇「汝の名を告げよ。」
マ「マリィ、マリィ・ハーツクイーン」
闇「真の名は？」
マ「……時雨咲 心優…」
闇「心優……、汝の魂の形は…………。わからぬが、しかし寮の魂と別のものを感じる。厳格でもない、不屈でもない、慈悲でもなければその他もろもろでもない、しかし、何か他の大きな力を持っている。」
マ「………ﾎﾞｿﾞｯそりゃそうよ、異能持ちだものﾎﾞｿﾞｯてかどうなるのだろう？まぁ、いいわAもとっとと終わらよう」
『うん！』
闇「汝の名を告げよ」
『A』
闇「A………、汝の魂の形は………。わからぬ。」
ク「なんですって？」
闇「この者から魔力どころか他の大きな力も感じられない……色も形も、一切の無である。」
闇「よってどの寮にもふさわしくない！」
ザワザワ
ク「魔法が使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなんてありえない！」
マ「待ってください！私も魔法は使えません！ありえなくは無いですよ！」
ク「生徒選定の手違いなどこの100年、ただ一度もなかったはず。」
ク「一体なぜ・・・・・・」
マ「私たちが別の世界から来たと言うのは… グ「もごもご…ぷはっ！」
グ「だったらその席、オレ様に譲るんだゾ！」
ク「あっ待ちなさい！この狸！」
マ「『一寸とカラスのおじさんなにやってんのよ！』」
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作者名：マリィ | 作成日時：2021年8月21日 14時
