薄暗い世界の先は捻れた世界【ツイステ】 (ページ9)

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第7話　Wanted！ページ9

グリム「まさかアイツ、逃げたんじゃないだろうな！？」

いつまで経っても、食堂に来ないエース。窓拭きを私とグリムに任せて逃げた説が強い。だとしたら許せん。

『重要指名手配犯エース・トラッポラ君を探そう』

グリム「エースを取っ捕まえて、窓掃除させるんだゾ！」

『了解！』

ーーー
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エース「窓拭き100枚なんてやってられるかよ…」

グリム「こーーーーらーーーーー！！」

『大人しく窓拭きしろやーーーーーー！！』

絵画からの提供のお陰で、鏡舎にて極悪人エース発見。絶対逃がさない！でもこのままでは逃げられてしまう…。

誰か知らない人だけど、近くの人に呼び掛けるしかない！

『そこのスペードの人！そのハートの人は掃除をサボった重要指名手配犯！極悪人です！捕まえてください！』

???「何！？それは悪い奴だ！」

突然振ったにも関わらず協力してくれたスペードの人。
召喚魔法で、彼が思う重たいもの…大釜を召喚。見事にエースに直撃。スペードの君、ナイスです。

グリム「さぁ！観念するんだゾ！」

エース「いーじゃんかよ。窓拭き100枚くらいパパッとやっといてくれたってさー。つーか、"重要指名手配犯" とか "極悪人" とか…大袈裟すぎ」

『大袈裟でも何でもありません。窓拭きは学園長命令です』

???「窓拭き100枚って……一体君達は何をしたんだ？」

エース「そこの毛玉とじゃれてたら、ちょーっとハートの女王の像が焦げちゃっただけ」

これを聞いた途端、スペードの人ドン引き。もう最悪ですよね。コイツら。私は巻き添え食らった可哀想な人です。

エース「…つーかお前、誰？」

デュ「僕はデュース。デュース・スペード」

デュース。君はすごく真面目そうだ。…どっかのハートと違って。
ぜひとも彼を見習って欲しいね。

私の思いが通じたのか、窓拭き掃除のやる気が出たエース。パパッと初めて、じっくり拭きましょう。

エース「……………ん？」

『…………あれ？』

違和感。その正体は…

『グリムがいない！！』

エース「おい！えーっと、ジュース？」

デュ「デュースだ！でゅっ！」

エース「お前にも責任あんだから、あの毛玉捕まえるの手伝えよ！」

デュ「何で僕が！？」

いや、本当に何で！？だけど人手が増えるのに越したことはない。
巻き込まれてくれ！デュース！