【ごっふぁみ】家族【drm】 (ページ2)

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カフェページ2

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私はとある街で1人でカフェを経営している。この街は他と比べてだいぶ治安は悪いけれど、賑やかな感じと家賃がちょっと安いところが気に入っている。

それに、家族が居るところも。

今日も何処かで大きな爆発音がしたあとパトカーのサイレン音が鳴り響く。そんな普通じゃないいつもの日常を過ごしながら、カフェを営業していた。

「うぃーす、Aさん。」

『あら、イブくん。いらっしゃい。』

うちの常連のひとりである、イブラヒムことイブくん。医療従事者だからこの街では毎日大忙しなはずなのに、1日1回はうちの店に来る。店長としてはめちゃくちゃ有難いけど、最早暇なのではとか思っちゃうのは許して欲しい。

『いつものでいい？』

ｲﾌﾞ「おー、ありがと。本当に事故多すぎてヤバいってこの街…」

『なはは。多すぎて嫌でも慣れちゃうのがこの街よ。』

ｲﾌﾞ「もぉー。院長も馬鹿みたいに働いてるわ。」

『らっだぁくんも忙しそうだねぇ。妹がお世話になってるから頭上がらんよ。』

カウンターに座るとイブくんは倒れ込むように机に突っ伏した。褐色肌から少しだけ分かる隈。いつも外ではニコニコしているイブくんはきっと精神的にも疲れてきてるのだろう。ここで愚痴を吐いてくれるだけ、私からしたら嬉しいもんだ。

いつもイブくんが飲むレモンティー。
それとサービスでチーズケーキを用意する。

『イブくん、お待たせ。いつものレモンティーとサービスのチーズケーキ。』

ｲﾌﾞ「まじAさん神なんだけどぉ…本当にここのカフェ癒し。」

『私もイブくんが来てくれるの嬉しいから、気に入ってくてるなら良かった。』

口を大きく開けチーズケーキを頬張るイブくんは、3歳下には見えない幼さがあった。