検索窓
今日:88 hit、昨日:125 hit、合計:111,169 hit

夢オチ ページ20

「どういう状況なの、これ…」


「おいっ、あんま動くなって…」


息苦しくて目が覚めると目の前には白い壁。


と、斜め下に梅原の顔。


「ホント…なにもう、ドッキリ?」


「俺だって知らねぇよ…」


梅原に跨るように上に乗っている私の構図。
傍から見たら完全に騎○位。すまん!


「くっそ、部屋で寝てただけなのに。A、お前」


「違う違う私じゃないって!知らないよ!」


「ちょっ、マジ動くなって…っ!」


狭い空間。大人の男と女。
何も起きないはずもなく──。

と言ってもほんとに何も起こってない。
そして、少し下に見える梅原の耳が赤く染っているのに気づいた。

普段はあんなに下ネタでゲラゲラ笑う大魔王のくせに、こういう事には弱いのか?


「蓋がある訳でもないな〜…。ふんっ」


「…………………やわ」


「え?………ちょっと、ヤダ!」


腕を上にあげたのが悪かった。
下を見ると私の胸に梅原の顔が埋まっていた。最悪!!


「もう俺このままでもいいわ…」


「図に乗るなよ貴様っ!!ヒィッ!!!」


腰に腕を回されて身動きが取れない私を気にすることなく、梅原は顔をすりすりと擦りつけてくる。


「梅原、ここ出たら、覚えとけよ……っ」


「どうせ夢だろ?これ。俺はなーんにも悪いことしてないもん♡」


「クソが…」


さっきまで童貞みたいな反応してたくせに!
なんなんこいつ?


「もう……夢なら早く覚めてくれ…」


「A」


「ん………?!」

2→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (84 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
399人がお気に入り
設定タグ:声優 , 男性声優 , 女性声優
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アマネム | 作成日時:2023年9月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。