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そして私達は自分達の教室で昔の思い出話に花を咲かせていた。
「だってあんな小さい子犬が犬神なんて誰も思わないっしょ」
"あの時は私も呪力をほぼ使い切っていたのでな。感じ取ることなどできはせん"
「琥珀がそんな呪霊だったなんてなー。こんなにいい子なのに」
「・・・お前らも大変だったんだな」
虎杖と伏黒は琥珀を撫でている。
二人の手つきが心地いいのかしっぽがゆらゆら揺れていた。
「でも犬神って陰陽師とかの式神でしょ?平安だとすると千年以上もの間どこにいたのよ」
"とある神社の祠に閉じ込められたのだ。しかし札が脆くなっていたのだろうな、何処かの人間が剥がしていきおったわ"
「そのまま出てきたってわけね…」
「そんで他の呪霊とバトって気が付いたら森の中にいてそこで私が見つけた」
「Aの人生RPGかなんか?」
そこに聞こえた魔王の声
"ケヒッ、人間に食い物にされたお前が感謝の言葉とは。なかなか面白いなァ"
"久しい感覚だと思ったらお前か宿儺。ククッ、賑やかな体よなぁ"
「琥珀、知ってるの?」
"知ってるも何も、主私とこいつは一度闘った事があるぞ"
───エーーーーーーーー!!!!!
平安時代、陰陽師の式神だった琥珀は両面宿儺との闘いに駆り出されていたようだった。
「世間って狭いね、野薔薇」
「・・・・・・そうね」
「てか、五条先生来ないね」
スパァァァーーーーン!!!!!
あ、ドア壊れた。
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作者名:アマネム | 作成日時:2023年8月4日 0時