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学校の帰り道、琥珀を連れて歩いていると丸いサングラスをかけた白髪頭と黒髪お団子ハーフアップロン毛の不審者に
「君、面白いのを連れているね」
「犬神……。悟、この子は大物になるかもしれないよ」
と声を掛けられたので大声で警察を呼んだ。
五条先生と夏油先生が言うには、当時12歳の私が特級呪霊として登録されていた琥珀を手懐けた事に驚いたらしい。
「お嬢ちゃんはこの犬神と何時からいるのかな？」
「んぇ？んーっとね、幼稚園の時からだよ」
「何も無かったのかい？」
「しんじゃいそうだったからお家に帰って手当してあげたんだ〜。そしたらありがとうって！」
「「！！」」
「ほぉー・・・特級様ともあろうお前が感謝とはね。しかも人間相手に」
"この方達はあの様な腐れ外道とは違うのだ"
「意思疎通も可能と来た・・・。ねえ、Aちゃん」
「なぁに？すぐるおにいちゃん」
「その狼…琥珀と言ったかな？お兄ちゃん達に譲ってくれないかな？」
「………なんで？」
「お前みたいなガキンチョ、何時か喰われるぜ？」
「………いやだ」
「アァ？」
「いやだ！私の大事なかぞくだもん！！お兄ちゃんたちにはあげない！」
「あんだとぉ？俺はお前を思ってだなァ」
「帰って！！！！」
私は防犯ブザーを鳴らした。
「バカ！警察はやめろォ！！！ｱｯ怪しいものじゃないでぇす！」
「悟、今日のところは帰ろう。──Aちゃん、またお話させてね」
「べー！！」
「と、まぁそんなこんなでここにいるって訳よ」
「・・・じゃあその琥珀は、犬神で、特級呪霊なわけ？」
「そうだよ。ねー琥珀」
"ガウ"
「─────いやいやいやいや！！！あんたら家族鈍すぎじゃないの？！！」
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作者名：アマネム | 作成日時：2023年8月4日 0時
