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宇隨から逃げ切ったAとカナヲは甘味処にいた。現実に戻ってきたカナヲはAにしのぶが呼んでいたと伝え二人で蝶屋敷へと向かう。






「───────嫌です」


し「困りましたねぇ。これから怪我人がたぁぁくさん此方に運ばれてくるのに人手が足らないなんて事になったら…。あぁ〜どうしましょ〜」


「……」


し「姉さんもこちらに来るまで時間がかかってしまいます…。はぁ〜私はどうしたら良いのでしょうか、Aさん!」


「……………」


し「……そうですか。では私の手足が動かなくなる迄働き」


「ああもう分かりました!!」


し「さすがAさんです!」


しのぶのおふざけにも似た挑発にAは耐えきれずのった。
どうやら大きな任務があり多数の隊士が駆り出されたらしいのだ。
しのぶは鴉からもうすぐで運び込まれてくる旨を聞きカナヲに増援としてAを呼びに行かせたのだ。


「しのぶ様っ!」


し「さぁ皆さん始めましょう」


はーい!となほすみきよの声が響いた。
Aははぁ…とため息を吐いた。


───

─────


騙された、とAは気づいた。
そもそもそんなに大きな任務であれば自分だって呼ばれた筈だ。
他の怪我人なんて見る影無し、隠に運ばれて蝶屋敷に来たのはいつもの三人組だった。


「カナヲ─────帰っていい?」


カナヲ「駄目」


「ええなんでぇぇ!」


Aはカナヲに拘束され身動きが取れないでいた。三人に会うのは良いのだ、ただ。


「絶対笑われるから!放して〜!」


カナヲ「Aは私が守るよ」


「もうこの子会話出来てない…」


カナヲ「………私だけが見れればいいのに」ぎゅむむ


「カナヲカナヲカナヲ!!締まってる!!!」

3→←お注射の時間ですよ



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ワト - 続きも楽しみにしています! (1月8日 15時) (レス) @page39 id: 2e5d7514a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アマネム | 作成日時:2023年11月26日 22時

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